江戸時代に「一生に一度は行きたい」といわれた、こんぴら参り。
JTB高松支店(高松市 野浪 健支店長)は3月27日、江戸時代の琴平の文化をより深く体験できるプログラム「こんぴら詣で ~KOMPIRA MODE~」のオープニングツアーを開催しました。
地元の専門家らと付加価値の高いコンテンツを提供することで、地域の活性化につなげたいとしています。
琴平町町政130周年にあたる今年度、文化庁の「Living History促進事業」に採択され実施。アフターコロナのインバウンド需要の回復を見据えたうえで、地域の人や国内旅行者も楽しめる内容を目指しました。
16人の参加者が集まったこの日、「歩く」「造る」「遊ぶ」をテーマに、各分野の専門家と連携した新しいツアーを実施。
「歩く」は専門家と巡る江戸時代のこんぴら参り体験。徳島文理大学文学部の丸尾 寛教授や、JALの客室乗務員が務める「ふるさとアンバサダー」の歴史案内を聞きながら、金刀比羅宮の大門などを訪れました。
「造る」では、創業100年余の老舗染物屋「染匠吉野屋」(仲多度郡琴平町286)の工房にて、4代目・大野篤彦氏の指導のもと、讃岐のり染を体験。
参加者は、防染の糊で模様を描いたトートバッグを好きな顔料で彩色し、旅の思い出になるオリジナルの土産物を作りました。
また、「遊ぶ」は江戸時代の宝くじ「富くじ」を地域の劇団が再現。旧金毘羅大芝居「金丸座」で行われていた当時を偲ばせるパフォーマンスで、地元銘菓や地酒が当たるくじ引きを楽しみました。
ツアーの参加方法と料金は、「こんぴら詣で」のフェイスブックページで順次情報を配信しています。