(一社)四国地区信用金庫協会(大橋和夫会長 高松信用金庫理事長)と四国旅客鉄道㈱(西牧世博社長)は、連携・協力に関する協定を4月14日に締結した。
同協定は、四国地区において観光による地域活性化を図り、地域経済の持続的な発展に寄与することを目的としている。
今回の協定により、四国地区の地域振興・観光振興、観光分野でのしんきんネットワークの強化、四国内信用金庫エリアの相互送客による地域活性化が期待されている。 同社が取り扱う旅行商品「四国家のお宝」は、四国に存在する地域資源・文化資源を掘り起こし、地域と協働して付加価値付けされた観光素材・文化素材に磨き上げ、観光による地域活性化を目指すもの。
昨年に観音寺信用金庫が同商品の企画に協力したことをきっかけに協定を締結する運びとなった。 同日、高松信用金庫本店にて締結式が行われ、大橋会長、半井真司会長等が締結書に署名。
大橋理事長は「コロナ禍の収束が見通せない状況であるが、このような時こそ地域の関係者が連携・協力することが重要であり、将来に渡って魅力ある地域社会を築いていくためにも、地域関係者の連携・協力は必要不可欠。地域に根ざした協同組織金融機関として、これまで以上に地域社会全体の成長に貢献していきたい」と挨拶。
半井会長は「四国全域に強いネットワークを持つ信用金庫との連携は地域活性化に向けて大きな力になると期待している」と述べ、相乗効果による地域活性化に努めていく姿勢を示した。
今後は同協会に加盟する信用金庫の取引先事業者などを「四国家のお宝」の企画に協力し、各信用金庫の顧客にもツアーを案内することで、共通価値の創造とコロナ禍で苦境に陥っている地域経済の活性化を担っていく。