「持続可能な観光」に挑む 観光地域づくり団体設立へ「ネクスト・イリアイ・ラボ」

新型コロナの流行を受け、新たな観光ニーズが生まれている。

旅先の地域文化と環境保全を第一に考えた「持続可能な観光」への関心が世界的に高まるなか、高松市の持続可能な観光に取り組む市民団体「Next IRIAI Lab.(ネクスト・イリアイ・ラボ)」が、4月1日に発足した。

今後、ワーケーションや地域交流イベントなどの観光開発を進めていく。収益の一部は地域の保全活動などに還元し、その活動を”見える化”していきたいとしている。

持続可能な観光に挑むのは、一棟貸しの邸宅ホテル「穴吹邸」を運営する㈲INAKA TOURISMの穴吹英太郎代表。

男木島でIT関連事業を展開する㈲ケノヒの福井大和代表と、団体の共同代表を務めている。2人が高松市内の観光団体らに連携を呼び掛け、民間主体の有志で組織した。

「来訪者が地域の人や活動に出会い、地域の豊かさを共に分け合える手助けをしたい」と設立。来訪者と地域コミュニティの橋渡し役を団体メンバーが担い、それぞれが長期的に利益を享受するための枠組みを創出、その”見える化”を目指す。

4月21日、㈱NTTドコモ四国支社や高松琴平電気鉄道㈱、高松市などの協力を得て、オンラインによるキックオフイベントを開催。市内の宿泊施設やコワーキングスペース、温泉地を中継しながら、団体やメンバーの活動を紹介した。

同時に、メンバーが男木島を起点として高松市街へ移動する様子をリアルタイムで追った。海・街・山が近接した豊かな自然環境とコンパクトな高松の利便性を感じられる動画は、同団体のYoutubeチャンネルにアーカイブ化されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのほかのメンバーは、(一社)トピカ 村山 淳代表、物語を届けるしごと/デザイナー 坂口 祐氏、NPO法人男木島図書館 額賀順子館長、NPO法人瀬戸内こえびネットワーク 甘利彩子事務局長、(一社)四国若者会議 瑞田信仁代表理事。

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