少子高齢化・人材のミスマッチにより、年々深刻化する〝人手不足問題〟。
このような中、ＡＫＡＮＥ㈱（東かがわ市土居169-2 山田哲也社長）では、中四国エリアの企業を中心に優秀な外国人材、主にベトナム人材の紹介を展開している。
同社は２０１９年６月設立。
「企業の雇用問題を解決し、関わる人全てを笑顔に」という理念のもと、就労ビザを保有した外国人専門の人材紹介に取り組み、中四国の企業を中心に「高度外国人材（電気系エンジニア・建築業等）」、「特定技能外国人材（介護・自動車整備業・飲食料品製造業等）の紹介と支援に努めている。
一般的に、海外現地での募集〜送り出しは他社が行う人材紹介会社が多いなか、同社ではグループ企業が担当。
ベトナムのホーチミンに同社グループ企業を置くことで、募集・教育・送り出し・職業紹介・就職後のサポートまでワンストップで提供することで、受け入れ先企業がスムーズかつ安心して利用することができるのが強みだ。
また、グループの人材派遣会社がベトナム国内に営業所を設置し、各大学のキャリアセンター等と連携。
加えて、現地法人に日本人会話講師を派遣することで、実務的な日本語教育にも取り組むなど、他社にはない付加価値の創出を図っている。
一方で、１９年４月より人材を確保することが困難な状況にある産業において、一定の専門性・技能を有し、即戦力となる外国人を受け入れていくために、在留資格「特定技能」に係る制度が創設。 国を挙げて特定技能外国人としての雇用を推進している。
山﨑和広事業本部長は「皆様によく知られている技能実習制度とは別に『特定技能』の制度を多くの人に知っていただくことで外国人材の方が、労働力としてだけではなく〝人材〟として地域の企業に貢献できる環境づくりの実現を目指したい」
と述べ、今後は中四国エリアでの外国人専門の人材紹介・外国人支援会社としての存在感を高めていく意欲を見せた。
