【マイナビEXPO】安定・社会貢献色の企業が人気傾向 県内でも就職活動が解禁

2024年卒業予定の大学生・大学院生・短大生・専門学校生等を対象とした県内最大級の新卒採用合同会社説明会『マイナビ就職EXPO』(㈱マイナビ主催)が、高松市総合体育館にて開催された。

当日は、四国内から約150社の企業が出展、総勢約700名もの学生が来場。

会場では学生等が各社のブースを回り、担当者からの業務内容や選考方法などの説明を受け、熱心にメモを取っていた。

企業側では『売り手市場』と言われているなか、採用担当者が福利厚生や仕事のやりがい、会社としての魅力などを学生に向けて発信に努め、優秀な人材の採用に繋げる様子が伺えた。

今年の学生の傾向について、同社就職情報事業本部 関西・中四国営業統括本部 中四国営業統括部 四国営業部の松村秀男部長に伺ったところ、コロナ禍という不透明な情勢が続いていたことから、安定・社会貢献のイメージが強い保険業界の人気が高まってきているという。

人手不足や少子化によって〝売り手市場〟と言われている一方で、「企業サイドでは近年よりも一層、求めている人材の質を重要視している」と話す。

学生が企業研究を通して、自分と企業がマッチしていることを「根拠を持って」伝えられるようになることが採用のポイントとなりそうだ。

また、対面での説明会に積極的に参加する学生が増えていることから、オンライン・対面を両立した採用活動に移行しつつあるようだ。

出展企業の採用担当者は「コロナ禍で大学に入学した世代の方々であるが、オンライン・対面ともに丁寧に説明を聞いてくれている」と笑顔を見せた。

参加した学生からは「今まで知らない企業だったが、身近な商品を販売している企業と知ることができるなど、視野が広がる良い機会となった」と話していた。

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