働き方改革に積極的に取り組み、他事業所の模範となる優れた成果の認められる事業所を表彰する、香川県の『かがわ働き方改革推進大賞』。
商工労働部労働政策課総務・労政グループが窓口となり、昨秋より候補企業の募集を進めていたが、先ごろ令和４年度の受賞企業を決定、県庁で表彰式を開いた。
今年度の最優秀賞に選ばれたのは、仏壇仏具製造・卸ずゞや㈱（高松市香川町 上林幸則社長）。
同社は、育児短時間勤務制度の小学校就学時までへの引き上げ、希望する勤務時間のヒアリング、男性社員の育児参加のための休暇取得の推進、障害者職業相談員の配置など、子育て・介護等と仕事の両立・障害者就労を推進。また、長時間労働是正に向けた取り組み、職場環境整備への取り組みが評価されての受賞となった。
優秀賞には葵機工㈱（高松市朝日町 河野伸之社長）。同社では、全社員を対象に会社負担の健康診断を実施し、精密検査等が必要な社員に対して受診結果の報告を義務化、未受診者の把握、受診勧奨、病気の早期発見に役立てているほか、全社員がウォーキングなど健康に特化した目標を設定し取り組み、コミュニケーションの促進、運動機会の増進を図り社員の健康づくりを支援している。また、柔軟な働き方に向けた取り組み、職場環境整備の取り組みも評価した。
女性活躍推進に取り組む事業所を表彰する「令和４年度かがわ女性キラサポ大賞」も発表され、仁尾興産㈱（三豊市仁尾町 塩田健一代表取締役）を表彰した。
管理職者にＳＤＧｓ研修、育児休業セミナーへの参加で意識改革を図り、職域拡大による女性のキャリアアップに取り組む。また、柔軟な働き方への取り組み等を推進している。
