高松信用金庫(大橋和夫理事長)は、「Sanuki Womanキャリスタ塾」をかじ笑店(高松市常盤町)にて2月10日に開催した。
キャリスタ塾は、創業や社会貢献、地域ビジネスに興味がある女性を対象に、自分の夢や事業への想いを整理しカタチに表現する「きっかけ作り」を目的として実施。
令和2年度には「地方創生に資する金融機関の『特徴的な取組事例』」として地方創生担当大臣表彰を受賞している。
今回は、「高松信用金庫創業支援アドバイザー」である学生服リユースショップ〝さくらや〟の馬場加奈子社長が、令和3年11月に「よしもと文化人登録兼よしもと起業アドバイザー」に就任したことより、吉本興業㈱香川県住みます芸人の梶 剛さんとコラボし、「キャリスタ塾×かじ笑店」として開催された。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催となったが、会場には県内で起業している女性や、起業を目指す女性等約20名が参加するなど、賑わいを見せていた。
セミナーにて馬場社長は「起業して間もない頃、周囲からの理解が得られないこともあったが、開業した理由と誰かのためにという想いを忘れないことが重要」と、自身の体験を振り返った。
また、梶さんがプロデュースする『かじ祭り』について「当初は、地域を盛り上げることでお金儲けをすることは〝悪〟と考えていたが、〝持続〟するための収益は必要だと感じてきた」と語りながら、地域の文化を守っていくことの大切さや、ビジネスを継続させることの重要性について語った。
グループディスカッションでは、参加者の疑問に応えながら「顧客の声に応えることでファン層を確立することが、ビジネスとして成長できる可能性がある」とアドバイスを送り、参加者は熱心に耳を傾けた。