香川の職人とアーティストが共創「讃岐リミックス」開催

香川の職人と世界的なアーティストがコラボプロダクトを創出する「讃岐リミックス」が、1月23日・24日に玉藻公園飛雲閣で開催されました。

本プロジェクトは、文化庁「ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業」の採択事業として始動。高松市、㈱JTB、高松を拠点とするデザイン会社「人生は上々だ」が企画を進め、昨年11月に職人とアーティストの交流イベントを行いました。

総合プロデューサーの「人生は上々だ」(牟礼町)の村上モリロー社長(右)が会場を説明。

職人とアーティストの交わりを表現した会場装飾は、庭師チーム ひふみが手掛けています。

丸亀うちわの伝統工芸士の三谷順子氏は、アートディレクターの小杉幸一氏とコラボしました。竹の柄に作家名などを刻印した作品のほか、日本一薄い和紙で竹骨に色付けした作品を発表。新たな丸亀うちわの魅力を表現しました。

丸亀うちわの伝統工芸士の三谷順子氏(左)

川口屋漆器店 佐々木康之氏と薫る農園 河田 薫氏は、ヴィーガンレストラン「菜道(さいどう)」のシェフ 楠本勝三氏と、スペシャルなヴィーガンレストランを2日間限定でオープン。

石工アーティストチーム「たぶん、加工。」はプロダクトデザイナーの花澤啓太氏と、庵治石を使った砂時計型の椅子を制作しました。

さぬき市の手袋メーカー㈱ダイコープロダクトの川北康伸社長は、盆栽師の平尾成志氏と男性用ファッショングローブを開発しました。庭仕事を行う職人の意見を反映させた、ワーク用グローブです。

川北社長は「すべて瀬戸内の近県各所で資材を調達し、香川県で製造するという、MADE IN SETOUCHIになった」とコメントし、ファッションとワークを両立させた製品の仕上がりに自信をのぞかせています。

㈱ダイコープロダクト川北康伸社長(左)、盆栽師の平尾成志氏(右)

イベントは1月22日~29日の開催予定でしたが、県内でまん延防止等重点措置が適用されたことを受け、会期を縮小して実施しています。

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