【西讃地域の拠点】創業者のDNA、歴史を引き継ぐ病院  『三豊市立みとよ市民病院』開院

4月23日に開院式を迎えた、三豊市立みとよ市民病院(詫間町詫間6784—206 潟中淳一院長)は、5月9日から外来診療を開始した。

この地に、地域の信頼と安心を繋いできた病院は、1949年、北三豊国民健康保険町村組合立永康病院として、小林義郎多岐馬町長、森 伝吉庄内村長、東京大学講師から北京大学急需を経て引き上げて来た小川直秀医学博士らが、詫間町香田地区の旧海軍航空隊の営舎跡に開設した。
『とこしえにやすらかなれ』との願いを込めて『永康病院』と命名され、長く地域の中核病院として市民らと歴史を紡いできた。

開院式では、山下昭史三豊市長、小川秀興(学)順天堂理事長、浜田恵造香川県知事ほか、国会議員、県議会議員、市会議員らと、潟中淳一みとよ市民病院院長が、テープカットを行った。

同病院は、建築面積3264,31㎡、延床面積10003,78㎡、鉄筋コンクリート造、6階建、基礎免震構造。病床数は、122床(一般病棟46床、療養病床46床、精神病床30床)。

内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、精神科、心療内科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、眼科、小児科、脳神経外科を診療科目とし、要介護者やICU以外は、全室個室で感染症、プライバシーに配慮している。
個室については、個室料なしの県下でも珍しい病院となった。1階には、感染症用の別外来もある。

 

病院を造るために、砲台跡を平和利用し住民らと歴史を共にしてきた三豊市の中核医療施設。
今後も関係者一同で地域医療の向上に努めていく。

式では、認定NPO法人 健康都市支援機構、(株)石本建築事務所、大成建設(株)に、病院建設までの尽力に対し、山下三豊市長から感謝状の贈呈があった。

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