結婚式場「THE CHELSEA(ザ・チェルシー)」(高松パレス㈱ 住田 浩社長)は、バッグメーカーのスワニー(東かがわ市 神尊裕史代表取締役)から、世界最小クラスのコンパクト車いす「スワニーミニ」2台と、移動を支援する「スワニーバッグ」3台の寄贈を受けた。
施設内に常設することで、高齢者や歩行に不安を抱える人でも安心して結婚式やレストラン、宿泊などを利用できる環境づくりを進める。
寄贈された車いすなどは、9月23日まで開催中のビアホールで体験展示を実施。来館者が実際に乗り心地や使い勝手を体感できる機会を設けた後、館内利用者向けの備品として活用する。

今回の取り組みの背景には、「移動に不安があるため、結婚式への参列をあきらめてしまう人をなくしたい」という両社の思いがある。スワニーが開発した「スワニーミニ」は、「介護のため」ではなく「おでかけのため」の車いすをコンセプトに誕生。開発者自身が小児まひによる車いす生活を経験したことから、利用者目線で小回り性能や携帯性、テーブルへ近づきやすい足置き構造、スマートフォンなどを収納できるサイドポケットなど、外出先での使いやすさを追求した。自走・介助兼用として世界最小クラスのコンパクト設計も特徴で、披露宴会場などでもスムーズに移動できるという。
両社を結び付けたのは、今年3月に高松市で開かれた、多田ゆうこ高松市議が主宰する地域課題の解決を目指す「シンクローカル」が開催した市民参加型フォーラム「立たない立ち飲みバル&カフェ in 高松(車いすカフェ)」。「誰もが安心して過ごせる場所をつくりたい」という共通の理念が一致し、今回の寄贈へと発展した。スワニーにとっては、讃州井筒屋敷への車いす寄贈に続く「香川・ぬくもりのリレー」第2弾の取り組みとなった。

先ごろ寄贈式が開かれ、ザ・チェルシー住田社長から、スワニーのバッグ事業部 今井啓太部長に感謝状が贈られた。
ザ・チェルシーは今後も、結婚式だけでなくレストランや宿泊、イベントなどあらゆるシーンで年齢や身体状況を問わず利用しやすい施設づくりを推進。一方のスワニーも、今回の事例をモデルケースとして、ホテルや観光施設、商業施設などへ活用の場を広げ、「大切な時間への参加をあきらめない社会」の実現を目指していく。










