香川大学(上田夏生学長)と百十四銀行(森 匡史頭取)はこのほど、瀬戸内海の魅力発信と次世代を担う人材育成を目的とした「夏休み環境教室」を香川大学芸術未来研究場せとうち(高松市庵治町)で開催した。
当日は小学生11人が参加し、瀬戸内海に生息する生き物や海洋環境について学んだ。

今回は「ぼく・わたしは海のいきもの~すみたい海のまちをつくろう~」をテーマに、海の生き物クイズなどを交えながら、メバルや真鯛をはじめとする瀬戸内海の魚類の生態について解説。併せて、埋め立てによる開発や水温上昇などを背景とした藻場の減少といった、瀬戸内海が抱える環境課題についても紹介した。
続いて、香川大学が開発した人工魚礁「マリンマッシュ」について説明。マリンマッシュは、魚たちの産卵場など、海の生き物にとって重要な生息環境となるほか、水中の有機物の分解やリン・窒素の吸収による水質浄化、波浪の抑制や底質の安定による海岸線の保全など、さまざまな役割を果たすことが紹介された。
その後のワークショップでは、参加者が自分の好きな魚を選び、その魚が暮らす「家」の模型を制作。楽しみながら創作活動に取り組むことで、魚たちにとって住みやすい海の環境について考える機会となった。
同大学の末永慶寛教授は「身近な瀬戸内海で起こっていることを知ることで、今、自分自身がどのように向き合っていくのかを考えるきっかけとなれば幸い」と述べ、子どもたちが瀬戸内海の豊かな自然や環境問題への理解を深め、将来の地域や海を支える人材へと成長するきっかけづくりに意欲を示した。











