JAグループ香川が、食品安全保障アンバサダーを任命

JAグループ香川は、農業の現状や食料安定供給のリスク、県産農畜産物の魅力などを講演活動などにより広く県民に発信し、農業への関心・理解を高め、農畜産物の適切な価格形成につなげようと、昨年暮れ、食品安全保障アンバサダーを任命。

同アンバサダーの設置は全国のJAグループで初めてのこと。

先ごろ任命式が開かれ、JAグループ香川を代表し、香川県農業協同組合中央会 港 義弘代表理事会長から、アンバサダーに任命された次の3氏に委嘱状が渡された。

任命されたのは長尾省吾氏(元香川大学学長、元JA香川厚生連理事長)、赤松省一氏(㈲赤松牧場取締役会長)木村京子氏(元JA香川県女性部部長)。

アンバサダーは学校等での講演活動、イベント等への参加、JA香川県の広報誌・SNS等を通じた情報発信などをおこなう。

港代表理事は「コロナ禍で世界的な物流の混乱、急激な円安による肥料・飼料・燃料等の高騰が進んでいる。このままでは安心安全な国産の農畜産物を、安定的に供給することができなくなるような危機的状況にある。食料品の値上げもあり、食料はいくらでも安く輸入できる時代は過去のもの。

 JAグループでは、国民が必要として消費する食料は、できるだけその国で生産するという国消国産運動を展開している。アンバサダーには、広く県民に情報発信していただきたい」と話した。

アンバサダーの任期は2年。人数は10名以内としており、今後も優れた見識を有する人材を任命していく考え。

タイトルとURLをコピーしました