【香川県プロフェッショナル人材戦略拠点】人材育成に注目した人材戦略セミナーを開催

(公財)かがわ産業支援財団 香川県プロフェッショナル人材戦略拠点(高松市)はこのほど、プロフェッショナル人材戦略セミナー「従業員の立場から見た人材育成」を高松国際ホテル・瀬戸の間にて開催した。

第一部では、パーソルキャリア㈱の茂手木 誠地域活性支援室長による「副業・兼業人材を活用した地域企業の問題解決」を講演。

荒木氏は「中小企業が重視する経営課だの1位は人材であるが、人口減少の中、多くの企業が採用活動をおこなうため、数年後を見据えた採用活動の変革が必要」と警鐘を鳴らす。

コロナ禍により、働き方が変化したことにより、外部人材(副業・兼業)がより活発化したことによる〝外部人材の活用〟について注目。

外部のプロ人材の活用で、経営課題が解決できる理由として、『経験者(課題の解決手法を知っている人材)を活用できる』、『アドバイスに留まらず手足を動かすことのできる実働人材である』等のメリットを説明。

また、地方特化型副業マッチングプラットフォーム『Loino』の説明も行われ、働き方が変わりゆく現代において、外部人材によるスピーディな課題解決の必要性について触れられた。

続いて第二部では、研修講師の吉本博文氏が登壇し「従業員の立場から見た人材育成」を講演。  吉本氏は香川県出身。香川大学商業短期大学部、サイバー大学IT総合学部卒業。1985年ホテル入社、97年以降、自動車販売営業や店長を経験後、2014年には社内研修講師に抜擢され、大手自動車メーカーでの研修講師を務めていた。

吉本氏は、自身が勤務してきたホテル・訪問販売・ルート営業・自動車営業等の時代を、『ロミンガーの法則』で数値化しながら「『経験70%・薫陶20%・研修10%』のバランスにより『気づきやすい環境』ができる」と述べた。

また、人材育成とは『一つひとつの日常業務の意味を理解すること』と述べ、「目の前の課題を解決し続けることで、自分のやりたいことや将来像に繋がってくる」と発表。

「自分のありたい姿を描き、意志を持って仕事をすることで、次のステップが生まれてくる」と講演を締めくくり、来場者は熱心に耳を傾けていた。

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