【コロナ禍で中断の活動再開】「オイスカ四国のつどい」が3年ぶりに開催

(公財)オイスカ四国支部(泉 雅文会長)は、「第28回 オイスカ四国のつどい」を10月21日、ホテルパールガーデンにて開催した。

同日、オイスカ本部の中野悦子理事長はじめ多くの来賓が出席。

オイスカは1961年に日本で設立された民間のNGO団体。国内や海外で農業を中心とした人材育成・農村開発・植林プロジェクト・環境教育プログラムなどを展開している。  国内には4ヵ所の研修センターがあり、その一つである綾川町の「オイスカ四国研修センター」では、アジア・太平洋地域の研修生を招へいし、女性の生活改善・農業・家政研修などを実施している。

開会に先立ち泉会長は「オイスカは、農業・植林・人づくりの3つを推進することが最重要課題。  今後も現代の様々な問題と向き合いながら、会員増強にも努めていきたい」と挨拶。

その後、オイスカ本部の永石安明専務理事によるコロナ禍での活動報告では、オイスカ創立60周年シンポジウムにて▽生態系を活用した課題解決▽ビジネスセクターとの連携による社会課題の解決の2本の柱を基軸とした10カ年計画を表明  また、3年ぶりに開催されたオイスカインターナショナルの国際理事会では、13カ国から162名の理事等が出席したことを報告。

ミャンマーへの緊急支援、国内における森林保全活動や人材育成等の再開を挙げ、引き続き支援活動を継続していくことを発表した。

その後、中野理事長による講話「オイスカ60年をふりかえり、これから10年」を開催。

中野理事長は「研修生が人々の健康に役立つ農業に取り組み、祖国に帰っても時給自営できることが第一。  私たちの活動は地味であっても、地道であっても世界から信頼される国となる不可欠な活動」と意欲を示し、参加者にとって活動の在り方を見直す貴重な機会となった。

その後開催された懇親会では、出席者が互いに親睦を深めるなど、同会は盛況のうちに幕を閉じた。

 

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