11月14日、丸亀市に手作り豆腐店「一豆瞠(いっとうどう)」がオープンした。住所は丸亀市今津町七三〇―一(マルタフードセンター今津店跡地)。1987年から、35年にわたり豆腐を作り続けてきたマルタフードセンター加工センター豆富部がリブランドし、選りすぐりの大豆とにがりを使ったこだわりの「豆富」を提供する。
ブランドコンセプトは、「毎日ひとつ、身体にいいこと」。
一風変わった店名には、豆腐の「糖度」にこだわり味を追求すること、また豆腐に限らず、幅広く大豆の可能性を引き出すこと、更に地元で「一等」を目指すことなどの想いが込められている。
大豆は甘味が強く、高タンパクな宮城県産の優良奨励品種「ミヤギシロメ」を使用。大豆の美味しさを引き出すにがりは、豆腐の種類によって伊豆大島産の海精にがりと、室戸産の海洋深層水にがりを使い分ける。豆腐の原材料は大豆とにがりと水のみ。それゆえ、味を左右する素材の選定にこだわったという。
同店の武田店主は、「長年地元の方々に愛されてきた豆腐を、より多くの方に食べて頂くとともに、もっと豆腐の魅力を伝えたい」と展望を述べ、新商品の開発にも意欲的な姿勢を見せた。
商品のラインナップは、「もめん」(190円)、「きぬ」(140円)、「そふと」(190円)、「やき」(140円)、「あげ」(150円)など。出来たて、ふわふわの温かい「おぼろ豆富」は200円で、濃厚ながら後味すっきりの豆乳は無料でイートインが可能。また11月中は、おからのサービスもおこなっている(なくなり次第終了)。
営業時間は月~土曜の9時~11時。日曜定休(祝日営業)。予約は前日15時まで、店頭またはインスタグラムのDMより受け付ける。