【子ども達へ適切な金融教育を】教育・金融特別講演を開催

CFG  香川証券㈱(中條博之社長)と幼稚園・小学生を対象にしたイングリッシュアフタースクール「NESTON Kids After School」(瓦町FLAG10階 片桐憲作代表)共催による「香川証券〝教育・金融〟特別講演会」が2月19日、高松国際ホテル 讃岐の間にて開催された。  同講演会は教育や金融においてこれまでの常識が通用しなくなっている中で、これからを生きていくためのヒントを見つけることを目的としている。

当日は、講師としてスタディサプリ教育AI研究所所長・国立大学法人 東京学芸大学大学院教育学研究科准教授の小宮山利恵子氏を招いた。

小宮山氏は東京都生まれ。

「全ての子ども達に教育の機会を」という想いのもと、㈱ベネッセコーポレーションの福武總一郎会長(当時)の秘書時に、「教育とは何か」「教育事業とは何か」について学んだ。

その後、オンライン教育アプリ「スタディサプリ」のビジョンとミッションに共感し、2015年に㈱リクルート入社。20年度より東京工業大学リーダーシップ教育院アドバイザー、iU客員教授を兼務。「教育におけるICT利活用促進をめざす議員連盟」有識者アドバイザー等も務めている。

講演では『AIに置き換えられないために、これからの子どもたちに求められる学びとは』をテーマに、今後、子どもたちにどのような能力が必要とされるのか、親はどのようにしていくべきかを解説。

これまでの教育は、『如何に早く、正しく、大量に同じものを作るか』を重視してきたが、将来的に、自分が得意とする物事の情報を収集・分析・編集・発信する『情報編集力』が必要だと話す。

「自ら考え、創造し、答えのない問題に納得解を導きながら生き抜く力を養うことや、他者と協働しながら創意工夫をし、新たな価値を創造できる力を養うことが必要」だと考えを示した。

また、親も常に情報をアップデートし続けることで、子どもの才能の芽を見出していくことの重要さも述べた。  続いて開かれたパネルディスカッションでは、小宮山氏をはじめ中條社長と片桐代表、モデレーターに(同)側用人の山口功作代表社員が参加。

それぞれの視点から、「これからの社会に求められる人材」等についてフリートークセッションがおこなわれた。  第二部では香川証券の福田春人執行役員兼営業本部副本部長による金融セミナーも開催されるなど、多くのヒントを得られる有益な機会となった。

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