子どもたちに発表や意見交換の場を提供し。豊かな人間性、健全な育成につなげようと2017年より開催されている、TAKAMATSUこどもサミット。
高松市教育委員会、高松栗林ライオンズクラブ(白石由美子会長)で構成するTAKAMATSUこどもサミット実行委員会の主催、G7香川・高松都市大臣会合推進協議会が後援。
今年7月に、高松市内で開かれる都市大臣会合の開催を記念し、先ごろ4回目のこどもサミットを開催した。コロナ禍での中止が続き、実施は3年ぶり。
今回のテーマは「SDGs 〜私たちができること〜」。
同実行委員会委員長も務めた白石会長は「子どもたちにとって今日の経験が将来の思い出の1頁となり、心に残れば幸い」とあいさつ。来賓を代表しG7香川・高松都市大臣会合推進協議会事務局長の香川県交流推進部 佐藤今日子部長は「都市大臣会合で議論される持続可能な都市の発展について、より身近に感じてもらい、自ら考えるきっかけになることを期待している」と話した。
フードドライブ、服のチカラプロジェクト、校区の清掃等に取り組む高松市立林小学校、緑のカーテンや節電節水の呼びかけ、残菜の削減などを実施している仏生山小学校、平和学習を通して高松空襲や広島原爆などを学ぶ多肥小学校の3校の児童が登壇し、普段学校でおこなっている活動を発表。各校の発表に対して、2校の児童が内容について質疑し意見を交換した。
3校の発表を終え、同実行委員会副委員長 小柳和代高松市教育委員会委員長は「実践した内容は、小さな一歩かも知れないが、各日に未来に向けた一歩。皆で力を合わせ一歩を踏み出し、周囲に広げていくことで未来は必ず変わると信じている。本日のサミットは都市大臣会合の機運を高めるプレイベントとして相応しいものだった」と講評した。
参加児童にとって、SDGsという世界的なテーマを、他校生や大人たちと一緒に考える貴重な機会となった。