
来場者アンケートの結果、全体の6割超が「満足している」、全体の8割超が「また来たい」と回答した。
全国公募により応募のあった「16作品」を、ミシュラン星付きレストランの料理人、創作そうめん専門店のオーナー、大学教授や本イベントの大会長、副大会長、計6名が審査員を務め、ブラインドで食味審査した。
結果は以下のとおりです。
▶手延べ製法の部10作品:「金賞」 5作品、「入賞」 5作品
▶機械製法の部6作品 :「金賞」 1作品、「入賞」 5作品
入賞者には販売時に活用できるよう金賞/入賞マークを配布。
■全国の生産者が集結した「サミット本会」
1日目の午後、オリーブ公園のオリーブホールにて サミット本会を開催。
大会長ご挨拶やご来賓の皆さまに温かいお言葉をいただいた式典。午前中の「第1回 全国そうめん鑑評会」を即時集計した結果発表、表彰式。6名の登壇者の皆さまと、そうめんの未来について語り合う公開討論会。
サミット本会の様子はこちら
記録動画:https://www.youtube.com/watch?v=B2M07EIpEwM&t=17s
関係者限定で実施した「第1回 全国そうめん鑑評会」を一般の方々にも味わっていただきたく、同じ日の午後、鑑評会と同じ場所(国民宿舎 小豆島)で『誰でもそうめん鑑評会』を開催した。 16作品をブラインドで試食し、投票するスタイルで、100名近くの皆さまに審査員体験を楽しんでいただいた。
投票の行方は…なんと、得票の多かった上位5位の作品が、「第1回 全国そうめん鑑評会」の金賞受賞作品と同じになる、という驚きつつも納得の結果となった。
■大行列の「日本三大そうめん食べ比べ」
また、同時間帯に サン・オリーブ2階レストラン)で『日本三大そうめん食べ比べ』を行い、1,000食を提供。
3つの生産地のそうめんそれぞれの魅力をたくさんの方々に満喫していただいた。
鑑評会では、産地・製法・生産者により大きな違い、個性を確認することができた。審査員からは、“麺ごとに合う料理があること、麺ごとに適した食べ方が異なることを実感した” という声もあった。こうした感触は、事前の予想を大きく超える発見となった。
そうめん(乾麺)には産地・製法でそれぞれ大きな違いがあるという事実を認識し、理解できたからこそ、今まで以上にその先の展開(調理方法・提供方法のバリエーション)が広がっていくといえる。地場産小麦、国産小麦の活用については、希望と課題が入り混じる結果となった。
(詳細は公式サイト https://somen-summit-2023.com/ にて)
各産地、今すでにある個性をより活かして、さらに付加価値を上げ、消費者に選ばれ続ける存在となれば、そうめん市場縮小の難局を乗り越えていけるのではないか。
そのためにも、そうめんサミットや、今回初めてチャレンジした「全国そうめん鑑評会」を継続し、定期的に品質・技術の向上を確認していける、次にバトンを受け取っていただける産地の方々、ご連絡をお待ちする。