【香川県住宅企業大手】㈱日進堂が四国の業界初  ホワイト企業認定ゴールドを取得

大手住宅メーカーの㈱日進堂(高松市伏石町 喜久山知哉社長)はこの度、建設業では四国初となる「ホワイト企業 ゴールド」の認定を取得した。

同制度は、(一財)日本次世代企業普及機構が企業の生産性・ワークライフバランス・健康経営・ダイバーシティ・SDGsの取り組み等、総合的かつ客観的に判断・評価し、認定するもの。

国内唯一の認定制度として数々の企業が取得しており、同社はゴールド認定の基準ラインを大幅に超えた90%の高水準で認定を受けることとなった。

同社は『日本いち笑顔を創る住宅会社を目指して』をスローガンに掲げ、2024年から開始される『働き方改革関連法』も見据えながら、人材の定着・育成を促進し、ホワイト企業認定取得に向けた活動をスタート。

人事組織開発・人材育成コンサルティングの㈱れおんキャリアーズ(藤原奈緒美社長)による指導のもと、喜久山社長と森 裕紀子課長が主体となって取り組んだ。

同社の従業員男女比は6:4で、建設・不動産業者としては女性比率が高いことが特徴。  育児休業明けの時短勤務を法定の3歳までではなく、小学校就学時までに延長し、子育てと仕事の両立を支援できるよう制度を整えている。

その効果もあり近年10年以上、女性社員の育休復帰率は100%。

また、妻の出産予定がある男性社員には育児休業制度の説明や案内を個別におこなっており、子育てへの認識に対する啓蒙活動にも努めている。

「今回の認定取得は、社内で当たり前になっていた取り組みや制度を、改めて見直すことができる貴重な機会だった」と話す森課長。

地域貢献活動やSDGsへの取り組みに加え、「働きやすさ・働きがい」の向上を意識し、社員に永く働いて貰えるよう、就業規則や福利厚生を全面的に改正するなど環境整備を進めたことが評価され、今回の認定に至った。

 「建設業は恒常的に離職率・人材不足が問題視されている。ホワイト企業認定を通じて、人から選ばれる企業としての存在感を高めることで、一人でも多くの方が建設業に興味を持って頂ければ幸い(喜久山社長)」

近年は、多くの学生が企業の口コミサイトを見て就職先を検討することから、ホワイト企業認定は働きやすい、働き甲斐がある企業の見える化に役立つとして注目を集めている。  喜久山社長は「社員が定着しなければ、会社は成長することができない。今回の認定を機に、社員全員が家族に誇れるような会社になれるよう、今後も引き続き努めていきたい」と明確な方向性を見せた。

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