1889年創業、130年以上の歴史を持つ「あんどう醤油醸造場」(三豊市詫間町詫間1335-1)。2年前のリニューアルオープン以降、醤油を使ったスイーツの製造・販売に注力する同所では、6月7日から店内イートインスペースで「醤油スイーツプレート」の販売を開始した。
既に単品で人気を博していた醤油ソフトクリーム、醤油パウンドケーキ、醤油シュークリームの3種をミニサイズで一度に味わえる贅沢な一皿。
醤油ソフトは甘さの中に醤油のうま味とコクが感じられ、わずかにカラメルの風味を加えることで、子どもでも食べやすい味に仕上げている。
醤油パウンドは醤油入りの生地を焼き、さらに仕上げの工程で表面に醤油をスプレーした醤油づくしのケーキ。カットをすれば、中から醤油で煮詰めた黒豆が現れる。
「醤油クッキーシュー」として単品販売していたシュークリームは、崩れにくいよう、クッキー生地をパイ生地に変更。あらかじめ醤油を混ぜたカスタードクリームと生クリームを合わせ、深みのある味わいを引き出した。
いずれも同所醸造の濃口醤油を使用。イートインスペースでは、他にも醤油入りのプリンや、醤油を使ったアイスカフェオレを販売している。
5代目を務める安藤尚記氏は、「醤油蔵として他社と違うことはできないかと考え、醤油を使ったスイーツの開発に思い至った。イートインスペースは5月に完成したばかり。この場所で、お子さんから年配の方まで幅広く醤油スイーツを食べて頂き、醤油の味を知って、また足を運んで貰えたら」と期待を込めた。
1皿600円。店舗の営業時間は10時〜18時(日曜は15時まで)。水曜定休。