和食店、セルフうどん店、焼肉屋などを展開する㈱遊食房屋(綾歌郡宇多津町 宮下昌典社長)主催による「讃岐うどん作り体験」が、豊中幼稚園(三豊市 濵口京子園長)にて開かれた。
この取り組みは、2023年12月に同社と三豊市が締結した「子育て支援に関する包括連携協定」における「食育プロジェクト」の一環。
双方が有する情報やネットワークなどの知的・人的資源を活用し、子育て支援および市民サービスの向上につなげることを目的としており、「食育プロジェクト」としては初の取り組みとなる。
当日、同園のさくら組・すみれ組・たんぽぽ組の園児約70名が参加。
園児にはグループごとに丸い生地が手渡され、同社スタッフの手本を参考にしながら、平らな場所で足踏みしたり、麺棒で均一に伸ばした生地をプラスチック製の包丁で切ったりするなど、本格的なうどん作りを体験。
園児からは「生地が思っていたよりも固くてなかなか伸びなかった。茹でなくても美味しそうな香りがする」など、うどん作りを通じて新たな発見に目を光らせていた。
その後、同社スタッフが麺を茹で、園児は自身が作ったうどんの試食をおこなった。
今回の体験を通じて濵口園長は「幼児期は『直接体験』が大切であり、人の温かさに触れながらこのような体験できたことは大きな学びに繋がっていると感じている」と感謝を述べた。
岡嶋 巧料理長は「食育を通じて讃岐うどんに触れていただきながら、地元の食材にも関心を持って頂ければ幸い」と述べ、今後も子ども達に向けた食育の実施に意欲を見せた。
同社では、コロナ禍に全店舗でテイクアウトのこども食堂を実施したり、観音寺店で子育て世帯を対象とした食材や日用品の支援を行ったりと、子育てに関する事業を実施。今後も協賛企業の輪を広げることで、支援活動の地域拡大を図っていく予定だ。