四国アルフレッサホールディングスは子会社である四国アルフレッサ株式会社(香川県高松市、代表取締役社長:清下洋介、以下「四国アルフレッサ」)が、「四国物流センター」を高松市から観音寺市に新築移転し、10月14日より稼働します。

1.建設の趣旨
アルフレッサグループは、2032年に向けた中期経営計画「Vision2032 Stage2」の一環として、医療用医薬品などの物流体制を強化しています。具体的には、物流センターの自動化・機械化、品質向上、デジタル技術による業務効率化、配送の最適化、そして環境・社会への配慮を進めています。
その中で、四国四県に医薬品などを安定供給している四国アルフレッサは、地域医療への貢献のため、香川県観音寺市に**「四国物流センター」を新築移転**します。この新センターは、四国の主要都市へのアクセスが良く、以下の特長があります。
- 厳格な品質管理: 医薬品の品質管理基準であるGDP(※2)ガイドラインに準拠し、徹底した温度管理などを行います。
- 効率的な配送: 検品不要の「パッケージ納品」(※3)を導入し、迅速な配送を実現します。
- 高度な医薬品対応: 再生医療等製品の保管(※4)や、特殊医薬品の流通管理システム「NOVUMN」(※5)にも対応します。
- 災害対策と環境配慮:
- 自動倉庫には免震構造を導入。
- 緊急時用のヘリポートを設置。
- 72時間稼働する大型非常用電源を完備。
- 太陽光パネル、LED照明、高効率空調システムを採用し、災害時の事業継続と環境負荷の低減を両立します。
※1 ご参考:2025年5月15日発表「25–27 中期経営計画 Vision2032 Stage2 ~総合力で未来を切り拓く~」策定のお知らせ https://ssl4.eir-parts.net/doc/2784/ir_material15/250636/00.pdf
※2 GDP(Good Distribution Practices)ガイドライン:2018年12月に厚生労働省より示された、医薬品の流通過程における品質保証を目的にした基本的な指針
※3 「パッケージ納品」:99.999%以上の高い精度で出庫された医薬品を専用のオリコンに梱包し、お得意様へお届けするまでオリコン内の医薬品に誰も触れることのない納品システム
※4 再生医療等製品庫:液体窒素を用いたマイナス150℃対応の貯蔵タンクやマイナス 80℃対応の超低温フリーザーに加えて、在庫管理用システム等の標準化された設備が導入された専用スペース
※5 「NOVUMN」:保冷医薬品かつ高薬価な医薬品である特殊医薬品に関して、製品流通の全ての段階にわたる厳格な温度管理や、医薬品の製品一つひとつのトレーサビリティの把握に加え、医薬品卸売企業や医療機関における特殊医薬品のより適切な在庫管理機能等を実現し、特殊医薬品のサプライチェーン全体の最適化を図ることを目的とする仕組み
2.施設の概要
(1)名称 :四国物流センター
(2)所在地 :香川県観音寺市大野原町大野原4507
(3)敷地面積 :24,870.59㎡(約7,523坪)
(4)建築面積 :7,520.89㎡(約2,275坪)
(5)延床面積 :13,155.43㎡(約3,980坪)
(6)構造 :鉄骨造2階建
(7)保管品目 :最大22,000品目
3.設備投資額
総額70億円(土地、建物、設備、備品等)※6
※6 記載している数値は予定であり、変更になる可能性があります
4.センターの特徴











