高松初の世界基準の外資系高級ホテルが建設されるという予定地を見てきた。《追記有り》

大きなホテルが出来るという話で、高松市サンポート地区の高松港旅客ターミナルビルの北側、通称「B2街区」にやってきました。ここがその場所なのですが、普段は駐車場として暫定活用されていますが、まだ建設が始まったという感じではありません。隣では新香川県立体育館の工事が佳境に入っています。

実は今年の3月に土地の所有者である香川県と事業を推進する四国電力からリリースが出ています。

新ホテルの概要は地上19階建てで、延床面積:約21,700m²

客 室 数は約100室程度(標準客室面積50m²以上) となっており、

附帯設備としては、ラウンジ、レストラン、バー、バンケット・会議室、スパ・フィットネス を予定しているそうです。

ラグジュアリーホテル基準のまさにフル装備ホテルですね。

開 業 日は関西万博が開催中の、令和7年9月頃(予定)だそうです。

国際的なホテル格付け機関から最高の評価を得ている外資系ホテルグループが運営するとまでは発表があり、その後、詳細の発表が待たれているところです。当然ながら業界三羽烏と言われるマリオット・ヒルトン・ハイアットホテルチェーンでほぼ間違いないのでは?中でもマリオットホテルが一番積極的に日本に様々なブランドを展開中なので期待が持てます。

今のところ四国電力から具体的なホテル名やコンセプト、施設内容などの発表はありませんが、同社としては初のホテル事業であり、電力販売以外での新規事業として四国の地域課題の解決を起点とした事業と捉えているとのこと。

今回の応募は、定住人口の減少が進む四国地域において、同社とグローバルなブランド力を有するホテル事業者が協業することで、

◇ 地域固有の魅力を国内外に発信し、 地域の交流人口拡大を通じた域内消費の拡大やにぎわい創出に繋がり、 持続的な地域づくりに貢献できる

ことから事業化の検討を進めているものとしていますので、地元をはじめインバウンド誘客にはげむ四国・瀬戸内エリアにとっても期待も大きいものがあります。

ちょうど、来年の広島サミットにちなみ、関係閣僚会合の開催場所として高松市が内定をしたとの発表がありました。高松市は都市大臣会合が開催されます。前回開催の伊勢志摩サミットで高松市は情報通信大臣会合が行われている実績の上に新たな閣僚会合が開かれることで、再びここサンポート地区が注目されます。

新しい外資系ホテルはこうした国際会議の誘致にも様々なコネクションがありますので、力を発揮するのではないでしょうか?

《追記》四国電力より9月末にリリースによる説明がありました。

     サンポート高松B2街区活用事業計画の策定状況について

当社は、本年3月31日に香川県よりサンポート高松B2街区活用事業者に選定されたことから、ホテル事業について詳細検討を進めています。

事業の詳細については、本年夏頃に発表する予定としておりましたが、ホテル運営事業者をはじめ関係事業者との協議に時間を要しております。

当社といたしましては、引き続き、2025年9月頃の開業を目指し、詳細検討を進め、事業計画については、準備が整い次第、速やかにお知らせいたします。 以上

                   令和4年9月28日 四国電力株式会社

ということですので、具体的には建設資材の高騰が急激に進行する中で、春に発表してから後の膨らんだ総工費をやりくりするべく、投資額が嵩む高級ホテル建設においては、内外装等の仕様見積もりのやり直しているのかと思います。通常、ホテル建設は外観(上屋)ができてから、内装を仕上げるまでには普通のオフィスビルやマンション以上の時間と手間を要します。

こと相手が外資企業であることから、こうした折衝もかなりの手間と時間を要するのではないでしょうか?また各グレードランクのホテルには当然ながら、あらゆる装備備品に至るまで、細かな仕様がスタンダードポリシーとして定められています。完成時期についてはこれまで通りとのことです。もうしばらくは正式発表まで待ちましょう。

《追記》進出を計画しているホテルが「マンダリンオリエンタルホテル」であることがわかりました。

イニシャル「M」がちまたのキーワードになっていたようですが、MはMでもマンダリンオリエンタルというまだ日本でも知名度はあまりないホテルグループであることがわかりました。四国電力やマンダリン運営会社からの正式なリリースはありません。

日本には2005年12月2日に東京日本橋の三井不動産のオフィスビル(日本橋三井タワー38階建)上層階に誕生。高層階ながら12の料飲施設やバンケット、チャペルなどフル装備のホテルとして、以来、着実に力を付けて世界的な賞を幾つも受賞しています。全179室は50〜100㎡の広さを誇り、独自のファンを惹きつけてきました。日本進出第2号店が高松市となるのは、非常に光栄なこと。現在、まだ全世界で36軒を展開しているに過ぎず、どこもその国の首都や準首都クラス。ここに来てリゾート地への展開を本格スタートしています。関西万博の期間中のオープンを目指していることから、建築工事もそろそろ始めていかないとならないタイミングではないでしょうか?page1image2224341952

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