【教職を目指している学生達が学ぶ】「吃音」への理解を深める出前授業が香川大学教育学部で開催

香川大学教育学部(高松市幸町)でこのほど、発話障害の一つである「吃音(きつおん)」への理解を深める出前講座が開催され、教職を目指す3・4年生の学生約50人が受講した。

講座は、小方朋子教授が担当する講義「特別支援教育の理念と実際」の一環として毎年実施されているもので、主催は吃音の啓発や当事者同士の交流支援などに取り組む「ことばの架け橋かがわ(古市泰彦代表)」。

将来、教育現場で子どもたちと接する学生たちに、吃音当事者への理解を深めてもらうことを目的に開かれた。

当日は、吃音当事者らが自身の経験をもとに体験談を発表し、学生時代に感じた悩みや葛藤、就職活動での苦労、自分なりに工夫してきたことなどを率直に語り、学生たちは真剣な表情で耳を傾けていた。

また、吃音当事者が接客を行う「注文に時間がかかるカフェ」の発起人として知られる奥村安莉沙さんもオンラインで参加。

奥村さんは「吃音だった私にとって、先生に一番してほしかったことは、気持ちを100%理解してもらうことではなく、一人の子どもとして安心して過ごせる環境をつくってもらうことだった」と語り、「言葉だけではなく、子ども自身が『本当に大丈夫なんだ』と思える環境づくりが大切」と学生たちに呼びかけた。
その後はグループワークも実施され、当事者と学生が少人数で意見交換。教育現場で求められる配慮や、子どもたちとの向き合い方について活発な対話が交わされる貴重な機会となった。

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