地域の企業と全国の経営者をつなぎ、地方の活性化と子どもたちの未来を考える「香川県地方創生交流会」が9月3日、高松市内で開かれた。
主催は、年間1万人の経営者をつなぐコミュニティネットワークを展開する㈱GATTEL(東京都 印南幸太代表取締役)。㈱エスレーヴ(高松市 津村江里子代表取締役)、㈱岡上食品(同 岡上博代表取締役)、㈱EARCS(同 中川郁也代表取締役)、サイファーデザイン㈱(同 川崎佑太代表取締役)の4社が共催し、約80人が参加した。
高松市での開催は今回で4回目。

地方創生交流会は、地元企業の成長や地域の活気を高めることに加え、「一番大切なご縁を広げること」を目的に開催されている。地域の経営者同士はもちろん、全国の経営者との交流を通じて新たなつながりを生み、そこから地域のビジネスや社会貢献につなげていくことを目指す。
今回も地域への支援を実施。前回に続きNPO法人子育てネットひまわりの有澤陽子氏を招き、全国の経営者が持ち寄った食品や日用品を寄付した。
有澤代表は「何よりうれしかったのは、皆さんが、子どもたちのために何がよいだろうと考え、品物を選び、準備して下さったこと。物資は暮らしを支えるだけでなく、親子が私たちとつながる大切なきっかけにもなる。皆さんの温かい思いとともに、必要とする親子へ責任を持って丁寧に届けたい」と話した。
寄付といえば金銭による支援が一般的だが、今回は「形として渡せるものを届けたい」との思いから、全国の経営者が自ら必要な食品や日用品を考え、それぞれの手で会場まで持参。単に物資を提供するだけでなく、支援する側の思いも直接届ける取り組みとなった。

主催者の印南代表は、地方創生交流会を単なる経営者同士の交流の場として終わらせる考えはない。最終的に目指しているのは、全国各地で経営者が子どもたちに夢や人生、生き様を伝える機会をつくることだ。
「将来、『社長』を目指す子どもを日本に増やしたい」と印南代表。社長を目指すという選択肢を持つことが、貧困問題や過疎化などの抑止にもつながるとの考えから、地域の企業と手を携えながら、そのための仲間を全国で増やしている。
これまでの交流会は、経営者が経営者にプレゼンテーションする場ではなく、地域や全国の人々が出会い、新たな可能性を生み出す場として発展してきた。今後はさらに地域企業との連携を深めながら、子どもたちが実際に経営者と触れ合い、仕事や人生について学び、自らの未来を考える機会へとつなげていく。
地域の経営者同士の縁を育み、全国とのつながりを地域へ持ち込む動きは、少しずつその輪を広げている。










