26才から始めたダーツで、アジア人初の世界王者に! 鈴木未来選手

2019年、ダーツの世界選手権「レイクサイド」のチャンピオンに輝いた鈴木未来(みくる)選手。アジア人選手の優勝は男女ともに史上初という大きな快挙を手にしました。昨年、堂々の二連覇を達成!香川県を拠点に華々しい戦績を重ねています。

画像提供:(株)ダーツライブ

そんな鈴木選手は一児の母でもあります。26才のときにダーツと出会い、出産を経て28才でプロ選手になりました。ママダーツプレイヤーとして奮闘する鈴木選手の支えになっているのが、家族の存在です。

高度なコントロールが求められるダーツは、”メンタルのスポーツ”といわれています。緊張から来るわずかなズレが、敗因となる場合があるのです。
いまでは圧倒的な強さを誇る鈴木選手も、プロ入り2年目までは思うような結果を残せなかったといいます。どうすれば勝てるのか試行錯誤しながら、マネージャーの夫とともに、目標を細分化・明確化したことから着実に強さを手に入れました。

画像提供:一般社団法人 J.D.U

「ある程度の技術が身についた後は考え方も大切です」と説く鈴木選手は、ダーツの感覚を伝え、ダーツに関するお悩み相談にこたえるYoutubeチャンネルを先ごろ新設しました。長引くコロナ禍により、ファンとのリアルな交流の場が減っていますが、オンラインを通じたコミュニケーションを大切にしています。

ダーツの魅力をたずねると、「体力勝負のスポーツではないので、年齢に囚われないところです。いくつになっても熱中できる勝負事は楽しいですよね」と親しみやすい笑顔でこたえてくれました。「ダーツの本場、ヨーロッパには一般の方が参加できる大規模な大会があります。コロナ収束後は、旅行をかねて海外の試合に出場してみるのも、いい経験になると思います」。

明るい髪色がトレードマーク

昨今はダーツのオンライン試合が増えるなど、ダーツを取り巻く環境にも少しずつ変化がうまれています。ダーツとオンラインは相性がよく、コロナ収束後もオンライン対戦は続いていきそうです。

世界王者になり、価値観や見える世界に変化はあったのでしょうか?
「自分の好きなことで結果を残せるようになり、ダーツを仕事にできたことで、考え方が柔軟になりました。私の子どもにも、好きなことを自分で見つけてほしいです」。
世界で戦うママダーツプレイヤーの躍進に、今後も目が離せません。

ダーツの面白さを試合やイベント、Youtubeなどで発信中

鈴木未来(すずき・みくる)選手
1982年、大阪生まれ。香川県在住。趣味はカラオケ。
Blog:https://www.suzukimikuru.kagawa.jp/
instagram: @suzukimikuru
twitter: mikl396
Youtube: mikuroom‐ch
グッズ通販サイト:https://oneclip-store.com/?mode=cate&csid=0&cbid=2712638

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