日本郵政は本日、全国のかんぽの宿33軒を計88億円で全て売却すると発表した。そのうちの29施設がマイステイズホテルマネジメントに譲渡される事が判明した。
29施設は日本郵政株式会社から来年4月5日から運営が同社に引き継がれる。なお残りのうち3施設は地元業者に引き継がれ、同4月1日に、1施設は現在地元自治体と譲渡協議しているという。
香川県内では現在、唯一「かんぽの宿観音寺」が運営されていて、マイステイズホテルに来年4月に経営譲渡される。なお譲渡後の名称等はまだ明らかにされていない。
以前は県内にもう一軒あったが、「かんぽの宿坂出」は一足早く2015年8月に閉館になっていて県外事業者に売却されていて、「白峰温泉ニューサンピア坂出」としてリブランドされ営業を継続している。
【かんぽの宿観音寺】観音寺市池之尻町1101-4
客室数55室、宴会場、多目的ルーム、リラクサロン、売店、カラオケルーム、多目的広場、ゲームコーナー
【ホテルマイステイズ】
マイステイズホテルマネジメントは1999年設立、本社は東京都港区、2019年の売上高約750億円の大手ホテル運営企業。アメリカの投資会社、フォートレスインベストメントグループ。現在、ソフトバンクグループの傘下。
マイステイズコレクション、アートホテル、ホテルマイステイズプレミアのような高級タイプから、低価格のフレックステイイン、温泉旅館、長期滞在型レジデンスなど現在、103軒、1万7500室を展開している。