【地域高校・企業連携】香川県立志度高校生が地元さぬき市の企業に出向いてインタビューシップ

高校生が地元の企業で働く大人へのインタビューを通して、働く意味を学ぶ「インタビューシップ」の発表会が、先月、県立志度高等学校(さぬき市 多田俊昭校長)でおこなわれた。同校では初めて。

これは、(一社)香川県中小企業家同友会(高松市林町2217-15林哲也・小西啓介代表理事)が、地域に若者を残そうと各高校や企業と連携しておこなっているもので、生徒が1人で企業に出向き、そこで働く大人に仕事のやりがいや社会人にとって一番大事なことなどを直に聞き、働く意味を学んでもらうのが狙い。

志度高校では去年10月、商業科2年生36名の生徒たちがブドウ農園や塗装業などの36の企業を訪れた。そのうち、27名の生徒たちが、受け入れた企業の関係者など40名以上の参加者が見守る中、発表に臨んだ。

発表では、「働く職人の姿が格好良かった。地域との関わりを大事にしていて、こうした職場で働きたいと思った」、「働く意味を聞かれたら家族のためという答えしか浮かばなかったが、インタビューシップを体験してからは、自分のためにも働いて人生をより充実して生きたいと思うようになった」などそれぞれの思いを伝えていた。

発表会を聞きに来ていた、受け入れ先企業の経営者の男性は「働く意味や大切さを感じてもらえたように実感でき自分たちもいい機会になった。働くことは楽しいと感じてもらえたのではないかと思う」と話していた。

同会では、この取り組みを今年度以降も継続する方針。

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