高松空港での羽田線・那覇線の就航周年記念セレモニーと関連イベントでにぎわう

7月1日、日本航空㈱の高松-羽田路線の就航60周年と、全日本空輸㈱の高松-那覇路線の就航30周年を記念して、高松空港で両社合同の記念セレモニーがおこなわれた。

高松-羽田路線は、1963年(昭和38年)7月1日に現在の日本航空の前身である当時の富士航空が、高松-那覇路線は1993年(平成5年)7月1日にそれぞれ就航した。

セレモニーには、高松空港㈱、日本航空、全日空のそれぞれの代表に加え、池田豊人香川県知事、大西秀人高松市長、谷岡学綾川町副町長などの来賓や関係者など約40人が集まり、全員で鏡開きをおこない、両社の周年を祝った。

鏡開きの様子

セレモニー後、池田知事は、「高松空港は国際線の便数が地方空港の中では突出していて、香川県の空の玄関口としての機能を持っている空港なので、この空港を軸に人の流れが活発になり、香川や四国の活性化につながればいいと思っている」と期待感を述べていた。

日本航空では今年5月頃から、また全日空では県内の中学生の沖縄県への修学旅行が4年ぶりに戻った今年4月頃から、ともに搭乗率に回復傾向が見られ、この夏の観光シーズンの予約率もコロナ前の例年並みに戻ると見ている。

セレモニー終了後、この日、高松発東京・沖縄便に搭乗した利用客全員に搭乗記念品のキーホルダーが贈呈されたほか、1日を通して各種記念イベントがおこなわれた。

そのうち、バスに乗車して空港の制限区域内を見学するツアーでは、中部国際空港などで17年間管制官を務めた元管制官の田中秀和氏による解説を聞きながら空港内を周った。参加者は、飛行機が空港に降りてくる角度や滑走路に設置されているライトの色の意味などをクイズを交えながら学び、実際に飛び立つ飛行機を間近で見るなどしながら、普段は入れない空港内で、1時間ほどのツアーを満喫していた。

バスツアーに参加した小学5年生の男の子は「飛行機が近くで見えてめちゃくちゃ楽しかったです。飛行機の流線型のところとかが格好良くて大好きです」と嬉しそうに話していた。

バスツアーの様子

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