ことひら町おこしプロジェクト〜100年後も愛されるために (株)ことひら未来・(株)森と山

(株)ことひら未来(仲多度郡琴平町 原 健吾社長)では、江戸時代から400年続いた虎屋旅館跡地を中心に琴平町の新しい未来を創るプロジェクトを進めている。

旧虎屋旅館跡地は約3700㎡(別館除く)。虎屋産業(株)から同社が40年間の事業用定期借地契約で借受け、2026年春頃(2023年7月現在)の予定で宿泊施設とレストランを建築する。

近接する旧とらや別館跡地等も合わせ、(株)森と山(山内 健社長)のグランピング施設等と共に、琴平の新しいランドマークとして再開発が進んでいる。

虎屋旅館は、約450年前に開業。昭和天皇、現上皇陛下ご夫妻、文化人も宿泊した琴平を代表する旅館として有名だった。1970年に廃業するまで、地元の人々、参拝者から愛されてきた。現在は、側・うどん店として営業をしている。

香川県では初めてとなる建築家・隈 研吾氏による宿泊施設は、1144、68㎡。客室602、78㎡、全12室からなり、レストラン等は厨房を合わせて105、98㎡、26席の予定。受付兼手荷物預かり所(176㎡)、カフェ(26、4㎡)にテナントは8店舗(211、2㎡)、駐車場12台分を併設する。

新宿泊施設の名称は『旅亭(りょてい)ことひら』

県産木材を使い、内装にも自然素材を取り入れ、素材の質感や特性を最大限に活かし統一感を持たせていく。伝統を重視し、旧虎屋旅館で使用されていた、大名行列もそのまま入れたと言う正門「大門」や使用されていた木材等を再活用し、新旧の価値を融合した施設となる。客室はすべて個室の離れ家をイメージし、全客室に半露天風呂を設置。また、レストランは高級しゃぶしゃぶとすき焼き中心の店を予定しているほか、カフェでは、御茶専門店として県産のお茶を使った和洋菓子やドリンクを提供していく予定。

同社役員等は長年地元の琴平の移り変わりを見てきた仲間同士でもある。琴平の未来を担うランドマークは、観光客、参拝客と地元の人々の民間交流が生まれる場所にしたいと、人々に寄り添える温かく上質な宿泊施設を目指している。

 

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