ANAグループがさぬきの“こんぴらさん”と コラボ!〜御朱印帳発売!

ANAグループのANAあきんど㈱(東京都 原雄三社長)、ANAウィングフェローズ・ヴイ王子㈱(東京都 白木亜紀社長)が、こんぴらさんで親しまれ、海の安全を願う金刀比羅宮とコラボレーションした御朱印帳の販売が7月31日から始まった。

これは、ANAグループが地域社会の活性化を目的に香川県と結んでいる包括連携協定の一環で、今年2月に発表した総本山善通寺との御朱印帳に続き、県内2作目。

左側が金刀比羅宮版、右側がANA版

御朱印帳は、ANA版と金刀比羅宮版の2種類があり、どちらもかわいらしいデザインだ。大きさは、縦18㎝、横12㎝、表紙は木のような手触り、全部で48面に御朱印を押す事ができる。どちらにも、海の神様のこんぴらさんをイメージした波と本宮に続く石段、鳥居のほか、ANAのボーイング787機が描かれている。

この御朱印帳のかわいらしさを際立たせているのが、柴犬のこんぴら狗(いぬ)だ。こんぴら狗とは、江戸時代に飼い主の代わりに金刀比羅宮を参拝した犬のことで、首に飼い主の情報を書いた木札や道中の食費などが入った袋をかけてお参りしていたとのこと。金刀比羅宮版では、こんぴら狗が到着しこれからお参りする往路、ANA版では、飛行機が離陸する様子が描かれ、こんぴら狗がお参りをすませて飼い主の元に帰っていく復路というストーリーになっている。

金額はそれぞれ金刀比羅宮版が3000円で金刀比羅宮や公式サイトで購入でき、ANA版は3300円(税込)で高松空港やANA通販サイトなどで購入できる。

ANA高松支店の細谷昌美支店長は「長かったコロナ禍が収束して、香川県に毎日たくさんの人が訪れるのを航空会社として実感している。この御朱印帳がきっかけとなってさらに多くの方が香川県を訪れて地域の方と交流されて、地域の発展にもつながっていけばと思っている」と話していた。

また、金刀比羅宮の琴陵泰裕宮司は「コロナで受けたダメージが、お宮だけでなく、ふもとの町の方々、商売されている方々にもありましたので、皆様に知って頂いてこんぴらさん始め、香川県や琴平町にも多くの方に来て頂ければと思います」と話していた。

左端が琴陵宮司、右端が細谷支店長

金刀比羅宮によると、参拝客数は、コロナ禍では約半数にまで落ち込む危機的状況だったが、今年の正月には例年並みの約50万人が訪れ、コロナ前の水準に回復し、その後も好調とのこと。また、ANAでは、夏の観光シーズンの予約率はコロナ前の例年並みに回復している。4年ぶりに行動制限を受けない夏の観光シーズンを迎え、この御朱印帳をきっかけにより多くの人が訪れるよう関係者の期待は高まっている。

メモ📝ANAあきんど:ANAのセールス・広報・グッズの開発などをおこなう。ANAウィングフェローズ・ヴイ王子:障害者雇用を担うANAグループの特例子会社。

厳しい暑さの中、団体客など多くの人が参拝に訪れていた。

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