外国人向け新Webメディア『Wanderlust Japan』を開始、日本の地域で“暮らすような旅”を提供へ。

株式会社カヤック(神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:柳澤大輔)が提供する移住・関係人口促進のためのWebサービス「SMOUT(スマウト)」は、2024年7月4日(木)に、外国人向けWebメディア『Wanderlust Japan(ワンダーラスト ジャパン)』を開始した。

オーバーツーリズム問題や、アフターコロナの訪日外国人旅行者による地域貢献への興味増、知られていない地域への関心といった価値観の変化(※1)を踏まえ、このメディアでは、有名観光地の情報ではなく、日本各地域の日常に溶け込める体験を掲載する。

体験や交流ができる宿泊施設情報はもちろん、働き先やコワーキングスペースをさがしているデジタルノマド向けの情報もある。また、気に入った情報があれば地域の人に直接連絡できる。今後は反響を見ながらメディアに賛同いただいた国内各地の情報を追加していく予定だ。

(※1)「令和6年版観光白書について」(観光庁 令和6年5月)

参照 https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001743038.pdf

『Wanderlust Japan』ページ:https://wanderlust.smout.jp/

「SMOUT」には、地域の人との交流や日本文化が体験できるゲストハウスや、農家民泊の情報が多く掲載されている。アフターコロナで価値観の変化があった今、これらは日本人だけではなく、日本を訪れる外国人にも必要とされるはずと考えた。

さらに、『Wanderlust Japan』の立ち上げを後押しした背景が主に3つある。

・オーバーツーリズムの問題:円安も影響し、訪日外国人観光客数は、2024年3月に、コロナ禍前を上回り過去最高の見込みと推計されています(※2)。
・政府によるデジタルノマドの制度変更:政府は2024年2月に在留資格「特定活動」を与える新制度を発表。年収1000万以上などの条件を満たせば日本に6か月滞在可能になるなど、外国人の長期滞在を後押ししています。
・外国人の地域おこし協力隊の採用活発化:政府は、自治体と外国人のマッチング支援として道府県を対象に上限200万円の特別交付税措置を行い、採用後は活動のサポート費用として100万円を上限に支援することを発表しています。

これらの背景から、訪日外国人の地域で暮らすように過ごすニーズが増えてくると考えた。そこで、外国人と地域とをマッチングするメディア、『Wanderlust Japan』には、SMOUTに掲載されている地域の情報のなかから外国人向けのものを厳選、編集、英訳し、Webメディアの形で発信する。

メディア名の『Wanderlust Japan』は「日本の各地を旅したいという強い気持ち」を意味。日本を旅する人の旅心を刺激し、日本の日常を体験できる情報を発信していく。

(※2)出典:「​​訪日外客数(2024年3月推計値)」(JNTO)

訪日外客数(2024年3月推計値)|JNTO(日本政府観光局)
※ 本リリースは国土交通記者会・交通運輸記者会に配布しております。3月の訪日外客数は、3,081,600人となり、前年同月比では69.5%増、2019年同月比では11.6%増となった。春の桜シーズンによる訪日需要の高まりに加え、今年はイース

地域を訪ねる醍醐味は、日常風景に入り込んで、地元の人と話す時間にある。このメディアでは、地域の「ありのままの姿」を体験するための情報を発信する。

【掲載情報】

・地元の人と触れ合えるコワーキングスペース・ゲストハウス

・地域をディープに体感できる体験案内 

・日本ならではの働き先・居住先情報  など

【特徴】

・普通の観光地では物足りない、日本を深く体験したい方向けの滞在情報を掲載

・気に入ったプロジェクトがあれば地域の人に直接連絡できる

・滞在施設や仕事場をさがしているデジタルノマド向けの情報も掲載

・掲載情報はすべて現地に住む地域の人が作成

・情報を掲載した地域の人のプロフィールを見て、情報を探すことも可能

掲載情報の一例として紹介されているのが、香川県琴平町の事例です。      《四国初のコリビング(職住一体型施設)「Kotori Coworking & Hostel  KOTOHIRA」》

・香川県琴平町とは?

香川県は瀬戸内海に面した地域で、気候も温暖で暮らしやすい地域です。琴平町は“こんぴらさん”の名で親しまれる金刀比羅宮の門前町として栄えてきた香川県随一の観光地で、歴史文化が薫る町です。

・掲載内容 「琴平町をデジタルノマドの聖地へ」をコンセプトに、琴平バス株式会社が中長期滞在を可能としたコワーキングと宿泊機能を掛け合わせた四国初のコリビング(職住一体型施設)「Kotori Coworking & Hostel  KOTOHIRA」を2024年2月末にオープン。中長期で滞在してもらうことで、地元の人達との交流や地域経済への効果をもたらすとともに、多様な人たちが交わる場を作り、新たなイノベーション創出や地域のファン・リピーターとして関係人口の創出も期待しています。
■移住・関係人口促進のためのマッチングサービス「SMOUT」について

SMOUT(スマウト)は移住に興味のある人や地域とつながりたい人と、地域の人とをマッチングするWebサービスです。

 

関わる地域や移住先を決めるポイントは、行政の支援や立地だけではありません。私たちは「人とのつながり」がいちばんの後押しになると考えました。地域の人から「うちに来なよ」と声をかけられると、地域への訪問や移住への一歩を踏み出してくれるかもしれません。SMOUTは、地域の人と地域に関わりたい人をつなぐ、デジタルプラットフォームです。2018年6月のサービス開始以来、959市区町村、5万8千人以上の一般ユーザー登録者に増加(2024年7月時点)。

各地域のプロジェクトに対してユーザーが「興味ある」を押した数を集計し、その年の人気移住地域を決める「SMOUT移住アワード」も実施しています。発表は、上半期と総括、年に2回です。

(最新)「移住アワード2023」カヤック公式サイト:

【最新移住トレンドがわかる】約5万8千人のユーザーから興味を集めた人気移住ランキング『SMOUT移住アワード2023』 | 面白法人カヤック
2024年に注目すべきは、2泊3日~1週間単位で始める移住「スポット地域体験」⁉ 移住・関係人口を促進するプラットフォームサービス「SMOUT」を運営する株式会社カヤック(本社:神奈川県鎌倉市、代表取締役CEO:...
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