日本各地の公園や並木道に植えられているメタセコイアは、香川県三木町出身の三木 茂博士が化石で発見、命名し大戦中の1941年に論文を発表した落葉樹。
この木は絶滅したと考えられていたが、終戦直後、中国湖北省の山村で生きたメタセコイアが見つかり「化石が生きていた」と世界的な話題となった。
世界的古植物学者の功績を後世に引き継ごうと2020年、童話作家の高橋由美子さん、挿し絵担当の猿渡啓子さんが一冊の絵本を自費出版。タイトルは「メタセコイアの精 メタグランマ」。
2022年には、三木茂生家跡資料館を守る会、メタセコイア友の会・三木が中心となり、三木博士の生家跡資料館の修復を済ませている。
ふたりは、さらに映像化を企画。脚本は2023さぬき映画祭シナリオ大賞奨励賞に選ばれ、昨年9月にクランクイン。ドキュメンタリードラマ「メタセコイア・三木茂博士物語~自然と共に生きた生涯~」が今年に入り完成している。
今年は三木博士没後50年を迎えることから、9月29日(日)から10月4日(金)まで、JR高松駅直結の商業施設『高松オルネ』4階アートギャラリーで三木茂博士展を開催することとなった。
期間中、パネル展示(10時〜20時(最終日は17時まで))を開催。9月29日(日)、10月1日(火)、4日(金)には新作紙芝居と絵本の読み聞かせをおこなう。3日間とも14時〜、16時〜の2回。
入場無料。