【若者に魅力ある仕事の創出へ】行政誘致の企業が拠点開設

障害者雇用に貢献する情報処理関連企業㈱アウトソーシングビジネスサービス(東京都 眞鍋謹志社長)がこのほど、県内で初めての拠点を高松市サンポートに開設した。同社は大手人材派遣会社で、東証一部上場の㈱アウトソーシング(東京都)の特例子会社。障害者を雇用した上で、主にグループ会社等の総務・人事・経理等のバックオフィス代行事業を行う。

今回、香川県と高松市の企業誘致により開設が実現した。若い世代が魅力を感じる情報通信関連企業等の増加を促進するため、県と高松市は首都圏を中心とした企業の誘致に積極的に取り組んでいる。

新しく開設した「高松ブランチ」は、高松市サンポートの高松シンボルタワー9階。敷地面積は約27坪で、鉄道やバスなどの公共交通機関でのアクセスも良く、館内はバリアフリーに対応している。

支援員1名を配置し、8月の本格始動に向けた採用面接などの準備に取り組んでいる。今後は障害を持つ人を5〜10名程度、正社員として雇用する。オフィス内は収容人数約14人だが、将来的には在宅勤務も可能にし、さらに事業規模を拡大していく予定。

同社は全国で約20拠点を展開する。高松ブランチは、徳島に続く四国で2カ所目の事務所になる。徳島ブランチは高松と同規模で、2020年10月から業務を開始。現在支援員を含め、障害者約12名が正社員として活躍している。

西日本統括責任者の野津一樹マネージャーは「障害を持つ人の特性に合わせた働き方を提供する弊社の存在を、まずは知っていただきたい。障害を持つ人も、環境が整えば活躍できるケースが多い。頑張りたいと、前向きな方の応援ができればと思う」と意気込みを話した。

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