【流政之・ナガレスタジオ】 三豊市詫間小学校の生徒達が美術に触れながら感性を磨く  

世界的な彫刻家、流政之氏の作品を収蔵しているNAGARE STUDIO 流政之美術館(高松市庵治町3183−1)にてこの度、三豊市詫間小学校(真鍋佳樹校長)の生徒88人が校外学習にて足を運んだ。

この取り組みは、三豊市及び三豊市教育委員会(長尾卓也教育長)と(公財)流財団(香美佐知子代表理事)が3月に締結した包括的連携協定の取り組みとして、地域の活性化や未来を担う人材育成に寄与すること等を目的としている。

締結に伴う校外学習としての利用は、高瀬中学校に続き今回が2回目となる。

当日、生徒は午前・午後の二部に別れて来場。

生徒達には、実際に自分の家に持って帰ってみたい作品をタブレット端末のカメラで撮影するという課題が与えられ、美術館の作品を見て・触れることで、自分と向き合う貴重な時間を過ごした。

その後、生徒一人ひとりが持ち帰りたい作品の写真を提示し、作品を選んだ理由と素直な想いを発表することで、物事への「気づき」を通じて感性を深める大きな第一歩となった。

校外学習を通じて生徒からは「流さんの作品がきれいに磨かれていて、大切にされているのだと感じた。

 今日、学んだことや感じたことを、いろんな場面で活かしたい」と、謝辞を述べた。

同財団は、観音寺信用金庫(須田雅夫理事長)の協力のもと、作品設置事業として流氏の作品「サキモリ」を昨年11月に粟島海洋記念公園(三豊市詫間町 ル・ポール粟島敷地内)に設置している。

香美理事長は「大人になるほど理論的に考える一方で、子ども達が持つ素直な感性は芸術を好きになる大きなきっかけだと感じている。

 子ども達が素直に美術に触れることができる環境を、今後も創出していきたい」と、方向性は明確だ。

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