芸術の秋到来!  たかまつ国際古楽祭、今年も始まる。

明日(9/29)(金)から10月1日(日)までの3日間、高松市、さぬき市、直島、小豆島、男木島の5つを会場に「第6回たかまつ国際古楽祭」が開催される。古楽とは、18世紀以前の西洋クラシック音楽を指し、当時の楽器(古楽器)を使い、当時の演奏方法を考証した上で演奏する音楽ジャンル。

 6回目の今回は、シェイクスピアがテーマ。国際的に活躍する海外ゲストを始め、国内外で活躍する古楽器奏者たちを香川に招き、会場では、バグパイプやピアノの前身であるチェンバロ、リコーダーなど、様々な古楽器が演奏される。

 ▼初日は明日(29日)。男木島でバグパイプ演奏家として知られる近藤治夫さんがファンファーレを吹くのを皮切りに盛りだくさんの内容で展開される。

▼あさって(30日)は、さぬき市の源内音楽ホール(さぬき市志度音楽ホール)で、計10名もの演奏家が出演。

第1部では、シェイクスピアが生きた時代(1564-1616)の音楽や彼の作品に影響を受けて作られた曲が演奏されるほか、日本でも有名なグリーンスリーヴスも演奏される。

第2部では、ベルギーから招いた、世界的に活躍するリコーダー奏者パトリック・デネッカー氏が登場。若手リコーダー奏者として活躍する井上玲さんなどが加わり、イタリア初期バロックのアンサンブルを聞かせてくれる。パトリック氏は世界一美しい音色を奏でると評されており、香川初上陸!彼の音色を直に聞くことができる貴重な機会になりそうだ。

▼最終日の10月1日は小豆島のオリビアン小豆島 夕陽ヶ丘ホテルが会場。瀬戸内海を眺めながら音楽と食のコラボが楽しめる。シェイクスピアの食卓として、当時シェイクスピアが食べたと思われる料理が地元の食材を使ってふるまわれる。ここでもパトリック氏が再び登場。音色を聞きながら、お腹も満たされるなんとも贅沢な時間を過ごせそうだ。その他、直島や高松市の讃岐おもちゃ美術館カフェなどでも演奏がおこなわれる。

▼入場料やそれぞれの詳細:たかまつ国際古楽祭で検索・事務局☎080-5665-7050(平日10時~18時)。

 事務局の高水さんは「珍しい楽器を見るだけでも楽しいと思います。普段見慣れた景色の中で、聞いた事はないのになぜか懐かしく感じる音楽に身を委ねながら楽しんでほしいです」と話していた。

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