【社会保険労務士制度発足55周年】 高松市のJRホテルクレメント高松で記念式典を挙行

高松市内にあるJRホテルクレメント高松で、社会保険労務士制度が始まって55周年を迎えたことを記念した式典が1月末におこなわれた。

 式典の会場には、香川県社会保険労務士会の会員55人のほか、池田豊人香川県知事の代理の大山 智 副知事や大西秀人高松市長といった行政の長や香川労働局局長、日本年金機構四国地域部長などの来賓35人の合わせて90人が出席し、盛大に節目を祝った。

 式典では、まず、年の初めに起きた能登半島地震の犠牲者を悼み、出席者全員で黙とうがおこなわれた。

 その後、知事や香川労働局の栗尾保和局長などから、長期間社労士として努め、その功績が顕著だった会員などに対して、表彰状や感謝状が贈られた。

 同会の植田 博司 会長は、式典で、「55年前の制度開始当初は、届出書類の作成しか認められていなかったが、先人の尽力により、法改正を重ね、業務が拡大し、社会的使命や責任を負う現在に至っている」事について、感謝の気持ちを述べた上で「我々は、社労士制度を通じて国民の皆様の暮らしと働きがいのある職場作り等を通じて、これからも人を大切にする社会の実現に向けて社労士一丸となって取り組んでいく」などと述べ決意を新たにしていた。

 現在、香川県社会保険労務士会の会員数は約280人(昨年10月末時点)。

 同会によると、他県よりも会員数が少ないことや弁護士などに比べて知名度が低いことなどから、同会では、若者への知名度を高めるため、今後より一層、広報活動に力を入れることとしている。

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