地域課題を共働しながら解決する取り組み、地元の高松タクシー協会に新サービスを提案【穴吹学園】

中四国地方で専門学校を展開する穴吹学園(高松市 穴吹忠嗣理事長)では、4月2日に専門学校穴吹デザインカレッジ(高松市錦町)において、日頃、学んできたデザインやITの知識を活かした、タクシー業界における新サービスを提案した。

昨年10月に開始した穴吹学園「瀬戸内未来共創プロジェクト」の一員である同学園の学生たちが、今回の提案に向けてタクシー業界との情報交換を重ねてきた。一般的な専門学校の学びには地域や学科による制約があるが、この取り組みではデザインやITなどの垣根を越え、学科横断型の学びの特性や観点を融合させる試みとして活動しているもの。

昨年11月には高松タクシー協会の事務局と対面で情報交換を行った。事務局のメンバーからは、香川県のタクシー運営の課題やバス路線の廃止や統合といった地域の交通サービスの問題についても情報提供を受けることができた。

また学生たちからは普段の生活でのタクシーの利用状況が話されたほか,デリバリーサービスのアルバイト経験者からはどのような方式で報酬が得られるかなど協会側が特に関心を寄せる具体的な事例の情報交換の機会となった。

一方、広島県の姉妹校に在籍する学生とは、オンラインや情報共有ツールを使い、場所や時間の制約を受けずにアイデアや気づきを情報交流させている。

また、学校の教員だけでなく、IT業界やビジネス業界からも学生を指導するメンターとしての役割を果たす人々が学生の活動を支援している。

マーケティングの考え方や問題解決の手法、法令や地域の議会の公開情報など、ビジネスの運営に関わる重要な情報も提供された。

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