【高松市 消防局・動物愛護】今月末まで ふるさと納税対象のクラウドファンディング実施中

 ※↑表紙の画像は、ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングのHPより(画像は8/31時点のもの)。
9月20日現在は、保健所:1212000円(60.6%)、消防:788000円(9.9%)。

高松市では、9月30日(土)まで、ふるさと納税の対象となるクラウドファンディングを2件おこなっている。担当や内容は以下のとおり。

 ▼高松市保健所生活衛生課:飼い主のいない猫を増やさない!~たかまつwithにゃんこプロジェクト2023~:猫の殺処分数を減らすための費用を募るクラウドファンディング。目標金額は200万円。集めた寄附は、これ以上野良猫を増やさないための猫の不妊・去勢手術の支援事業にあてられる。

 令和3年度に高松市で殺処分された猫は160匹で、全国の中核市の中でも多い。160匹のうち、9割以上が野良猫だ。猫は繁殖力が非常に強く、自然の状態だと1匹の母猫から1年でおよそ10匹前後の子猫が生まれるとされる。こうした猫の繁殖を抑える事で、殺処分数を減らすだけでなく、野良猫による鳴き声や糞尿の被害なども減らすことが期待でき、市では、命が失われる猫を1匹でも減らすとともに、人と猫が共生していく社会を実現しようと、同クラウドファンディングを令和3年から毎年おこなっている。寄附金は、1匹あたり1万円を上限に、不妊・去勢手術費用の1部として使用される。詳しい事は、高松市保健所生活衛生課:087-839-2865へ。

★メモ:野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術をおこない(Neuter)、元の場所に戻す(Return)活動をTNR活動という。耳を小さくV字カットしている野良猫を見かけたら手術済みの印。

 高松市消防局:救命のバトンリレーで大切な人を救う!~救急活動強化支援プロジェクト~:救急体制をより充実させるためのクラウドファンディング。目標金額は800万円。

 高松市では、コロナ禍を経て救急出場件数が明らかに増加しており、昨年は2万5263件と過去最多を更新している。これは、高齢化や猛暑による夏場の救急要請の増加などが原因とみられている。また、件数の増加に伴って、119番通報から医療機関到着までの時間も41分5秒と過去最長を更新する状況だ。今後、さらなる増加が見込まれることから、同局が質の高い救急体制を維持していくことやコロナ禍のような想定を上回る事態が発生しても対応できるように、体制をさらに強化するため今回初めてクラウドファンディングを実施した。

 集まった寄附は、市民対象の救命講習の際に用いる最新の人形や訓練用AEDの購入のほか、男木島や女木島などの島民を救急搬送するための救急艇に整備する医療機器の購入などにあてる予定。こうした整備により、これまで以上に高度な救命処置が船内で行えるとのこと。法人からの寄附も受け付けている。詳しい事は、市消防局総務課:087-861-2502まで。

 ともに、返礼品はないが、2000円を超えた部分については、所得税の還付や住民税の向上が受けられる(所得に合わせ、控除額には上限あり)。また、目標金額に達しない場合も、それぞれの事業費として活用する。寄附方法は原則以下の3種類。①ふるさとチョイス(外部サイト)から電子納付②払込取扱票による郵便振替③窓口現金払い▼税金については、納税課:087-839-2224まで。

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