【M&A】中四国でDSを展開「ププレひまわり」と資本業務提携(子会社化)。現在、高松市内に進出第一号店を建設中  《ウエルシアホールディングス》

ドラッグストア業界大手のウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区)と、同中堅チェーンの(株)ププレひまわり(広島県福山市)は、 7 月 16 日(金) 資本業務提携に関する基本合意書締結したと発表した。 株式譲渡実行日は2021 年 12 月 1 日(水)(予定)。ウエルシアHDがププレ社を子会社化する。ウエルシアHDが2021年2月末店舗数が2217店舗、ププレ社が125店舗。

香川県内にはウエルシアHDが丸亀市に1店舗、ププレひまわりはさぬき市、高松市、観音寺市などに計7店舗を展開中。

ウエルシア薬局について、

「お客様の豊かな生活と健康な暮らしを提供します」の企業理念のもと、健康をテーマとした付加価値の高い商品やサービスを提案する「生活のプラットフォーム」「専門総合店舗」を目指し、「調剤併設」、「カウンセリング営業」、「深夜営業」及び「介護」を軸としたビジネスモデルを進化させつつ、薬剤師、登録販売者、ビューティアドバイザー、管理栄養士、調剤事務員などの従業員の専門知識を生かしたカウセリングと丁寧な接客、地域性にこだわりを持った品ぞろえ、より便利に利用いただけるサービスの充実により、近隣にお住いのお客様の健康や美容、そして豊かな暮らしをサポートする店舗づくりを目指し、関東中心に東北から中国四国地方において展開しているとしている。

一方のププレひまわりについては、

「地域の皆様の健康で美しく豊かな潤いある生活のサポート集団を目指します」「お客様第一主義であり、いつも感謝の気持ちを元気な挨拶、明るい笑顔、的確な商品知識で満足を提供します」「私たちはお互いを尊重し仕事を通して能力向上を図り、ゆとりある生活を実現します」を経営理念とし、地域の皆様に必要とされる企業として専門性と生活利便性を備えた融合店舗をめざし、広島県を中心に岡山県、島根県、鳥取県、兵庫県、愛媛県、香川県、に店舗展開をしている中堅のチェーン。

ププレひまわり高松屋島店

ウエルシアとしては、今回の子会社化によって、これまで比較的、手薄であった中国四国地方の店舗網拡大を一気に図るとともに、それぞれの保有するノウハウや人材等の経営資源を共有することで、経営規模の拡大と経営体質の強化が見込まれると考えており基本合意に至ったもの。

【資本業務提携の内容】

(1) 資本提携の内容 :ププレひまわりの既存株主から発行株式総数の 50%超の株式を取得し子会社化する予定。

(2) 業務提携の内容 :両社の優れた運営内容を尊重し、地域のお客様に選ばれるための運営内容を検討し、仕入、システム、物流、従業員教育、店舗オペレーション、販促活動等について、今後両社間で分科会等を設置し協議を進める予定。

【ププレひまわりの概要】

株式会社ププレひまわり( 広島県福山市西新涯町二丁目 10 番 11 号・代表取締役 梶原聡一)
設立1984 年 11 月、 資本金 49 百万円、売上高 51,672 百万円(19 年 10 月 ~20 年 9 月 )

現在、高松市内の伏石町の国道11号東バイパス沿いの旧ぽかぽか温泉伏石店跡地に現在、店舗を建設中で、ここが実質的にウエルシアHD(ウエルシア薬局)の実質的な香川県一号店になるのではないだろうか。

   建設中のウエルシア薬局県内一号店、ドラッグストアにしてはさすがに大きい

 

ウエルシアホールディングスは2014年にイオングループの4社が経営統合して生まれた日本一のドラッグストアチェーン。一方、グループには業界2位にツルハドラッグ(ホールディングス・店舗数2422店)(札幌市)を抱えるということで、まさにドラッグストア業界はイオングループの一強体制であったと言える。
香川県に最も多く店舗を持つレデイ薬局もツルハグループである。ところがそこへ割って入るのがあのマツキヨだ。今年10月に経営統合で「マツキヨココカラ&カンパニー」となり、いずれの売上をも抜く。一気に業界再編に動くのか、群雄割拠する業界は一段と戦国時代に突入する。中小のチェーンはまさに草刈り場となっている。競合している食品スーパー業界も巻き込んだ波乱がまだまだ起きていくのだろうか?

 

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