中庭住宅が高松市内73校に 渋沢栄一氏の絵本を寄贈

地場木造住宅メーカー大手の中庭住宅(高松市木太町 中庭公明代表取締役)は、高松市立小学校及び高松市内高等学校73校に向けて絵本292冊(49万6400円分)を贈呈した。

今回の寄贈は、同社のSDGsの取り組みの一環として実施。

寄贈されたのは、絵本作家の岡田さえさん(Sae代表取締役)作・明治・大正期の実業家・渋沢栄一氏の玄孫の渋澤健氏が監修した絵本「しごとってなあに?」。

約500の会社を作り、約600の学校・病院・団体などを作った渋沢栄一氏の著書「論語と算盤」を絵本化し、「仕事」「社会」「お金」の仕組みを、学生でもわかりやすい言葉で紹介。

自分なら何をすれば人の役に立てるか、いつか人の役に立てる仕事をしたいと、学生達の夢をふくらませる内容となっている。

寄贈式が行われた高松市役所教育委員会室には、中庭代表取締役、岡田さん、小柳和代教育長等が出席。

寄贈にあたり中庭代表取締役は「子ども達に渋沢栄一という人物を通じて、働く意義と大きな夢を早い段階から持ち、幸せな未来を掴んで頂きたい。今回に寄贈を通じて、少しでも県民の皆様に日頃からの恩返しができれば幸い」と挨拶を述べ、小柳教育長に絵本を手渡した。

小柳教育長は「子ども達には将来、社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら自分らしい生き方を実践する力が求められている。  寄贈頂いた絵本は、子ども達のキャリア教育に活用することで、将来の自分の姿を見つめるきっかけとして役立てたい」と感謝を述べた。

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