まるで讃岐うどん? 話題の「うどんベーカリー」がグランドオープン

生創石丸㈱(石丸英正代表取締役)は、経営するうどん店空海房」(高松市香南町岡199)の店内「うどんベーカリー 空麦(くむぎ)」をオープンした。自慢のゆでうどんを練り込んだ、しっとりもちもちのパンを販売する。

同店では一定の時間が経ったうどんを「時間切れのうどん」として無料配布していたが、在庫が残ることも多く、コロナ禍における新事業として「うどん入りのパン」を開発。昨年5月に「うどんベーカリー くうぱん」の名でプレ営業を開始し、約1年間の準備期間を経てグランドオープンに至った。

現在はおやつ感覚でテイクアウトできるキューブ型の「小箱パン」(100円〜)に加え、一人でも食べきれる半斤サイズの食パン「箱パン」(300円〜)と、1斤の「食パン」(420円)を用意。「小箱パン」はチョコチップやクリーム、チーズなど約30種類を揃え、日替わりで約10種類を販売している。

どのパンにも、うどん作り用の中力粉と、「時間切れのうどん」を6割程度使用。生のうどんを練り込むことで、「パンの密度が上がり水分量も増加する」と石丸代表取締役は語る。

「うどん県民が好むのは、しっかりと歯応えのある『もちもち感』。当店のパンはしっとり、もちもちとした食感で、『こんなパンは食べたことがない』というリピーターが増えている」

石丸代表のおすすめは「食パン」。「持ち帰ってからトーストにすると、表面はカリカリになるが、中はしっとりもちもちのまま」だという。

「小箱パン」は8個入りのギフトセットとして購入することも可能(小箱代110円)。

うどんはゆでる手間があるが、小さなパンならば、その場で食べて小腹を満たせる。新しい讃岐土産として、広く県外人の手に渡る日も近そうだ。

営業時間は10時〜18時(売り切れ次第終了)。3日前までの予約を推奨。「小箱パン」は10時、「箱パン」は10時30分、「食パン」は11時から提供。土・日曜定休(祝日営業)。問い合わせは☎087−879−1403。

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