【百十四銀行】 CO2削減に向けた自社の敷地内に太陽光発電所  稼働スタート

脱炭素社会実現を目標に掲げる国の方針を受けて、㈱百十四銀行(綾田裕次郎頭取)は、CO2排出量削減に取り組もうと、昨年からさぬき市津田にある自社の保養施設跡地に「津田太陽光発電所」の建設工事を進めてきた。その発電所が完成した。場所は、津田の松原海水浴場のすぐそば。

3月28日、竣工式と火入れ式がおこなわれ、実稼働がスタートした。

式には、百十四銀行の綾田頭取のほか、四国電力㈱や工事の関係者など約20人が出席し、まず発電所の安全を祈願した神事がおこなわれた。

その後、頭取が稼働開始のスイッチを押し、間もなくモニターに発電量の数値が映し出されると、その場で稼働開始を見守っていた関係者から拍手と歓声が上がった。

綾田頭取は「脱炭素に向けての取り組みはコストがかかる面もあるが、一方で地域に新たな仕事を生み出すという面もあると思うので、そうしたことを働きかけながら次の世代の社会を作っていきたい」などと話していた。

発電所の敷地面積は約7200㎡で太陽光パネルが1400枚設置されている。同行によると、年間に約835メガワットアワー、およそ260世帯分の電力量を発電でき、同行の年間CO2排出量の7.4%にあたる約480㌧のCO2が削減できるとのこと。この発電所で発電した電力はすべて同行で消費する。

同行では、脱炭素社会の実現に向けて、今後も引き続き社内の電気のLED化などを進めるほか、社用車を電気自動車へ移行する取り組みも進めていく方針。

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