【谷口建設興業】全国安全週間にあわせて令和5年度安全大会を開催

谷口建設興業㈱(高松市 谷口邦彦社長)と同社安全協力会(岩本和敏会長=㈱岩本ガラス会長)は、谷口建設興業本社(高松市林町)にて「令和5年度安全大会」を開催した。

同大会は、厚生労働省が定める7月1日〜同月7日までの「全国安全週間」に合わせ、同社とその協力会社が一堂に会し、守るべき安全の基本事項を再確認するなどして職場の危険をなくし、労働者の安全と健康を確保しようと毎年開かれている。

安全大会には、オンラインでの参加も含め、約146社が参加。建築現場の「ゼロ災害」達成に向けて「安全第一」に対する意識をより高めた。

今年度における同社の安全スローガンは「慣れた作業も手順を確認 過信と油断なくして築くゼロ災職場」。

開会にあたり大会委員長である谷口社長が登壇。「全国の建設業における労働災害は、減少傾向に歯止めが掛かり、増加の恐れが出てきている。建設現場においては、高齢化・熟練者の減少により不慣れな者が参入することで、ますます危険度が増している」と述べ、事業主・経営者の安全に対する積極的な姿勢と強い意志等が労働災害の減少に直結すると話す。

また、「リスクアセスメントの確実な実行を推進し、定期的な経営トップによる首脳安全パトロール等による活動を通じ、労働者の安全と健康を守っていきたい」と、ゼロ災害達成の意欲を見せた。

安全協力会会長を務める㈱岩本ガラスの岩本和敏会長は「谷口建設興業では、幹部社員の方々をはじめ安全協力会メンバーによる安全パトロールに加え、本大会を通じ、より安全な作業環境が構築され、働く人達の安全意識の向上につなげていきたい」と挨拶した。  その後行われた安全優良協力業者の表彰では、㈱ジェイプラウド(三好啓一社長)、㈱フソウリブテック(辻井憲治社長)、㈱一真工業(大谷桂一社長)、二友総建㈱(坂田和行社長)の4社が選ばれ、各代表者に谷口社長から表彰が手渡された。

大会宣言では、ハウス美装工業㈱の新谷 稔専務が参加者を代表し、「本大会を契機に、関係者全員が安全の基本原則を再確認して積極的に安全活動を展開することで、災害のない明るい職場を築いていきたい」と誓いを述べた。

今年の安全講話には、大塚製薬㈱ニュートラシューティカルズ事業部ソーシャルヘルス・リレーション部の桑原拓都氏が「職場における熱中症予防対策の実施について」を講演。

5月1日〜9月30日の「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を踏まえ、過去に発生した熱中症による事故の事例を上げ、職場における熱中症の発生要因・予防方法・適切な水分補給・救急措置など説明。適切な飲料摂取タイミングや日頃からの体調管理の必要性を解説するなど、建設現場における無災害意識の醸成を図る貴重な機会となった。

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