今、注目すべき香川の”進化系”レストラン「小料理Yarn」がオープン

ことでん片原町駅のほど近く。下町風情を感じられる高松の街並みに、革新的なレストランが出現しました。4名だけのオープンカウンターでいただけるのは、いま食の世界で盛り上がりを見せる「イノベーティブフュージョン」の世界です。

小料理Yarnの外観。クリーンでシンプル。

9月1日にオープンした完全予約制レストラン「小料理Yarn」(高松市片原町4-14 片原町テラス 1F)。国内外で経験を積んだ新進気鋭の和田 登シェフが、満を持して開いたレストランです。

イタリアンをベースに織りなす、およそ15皿の創意あふれるコース料理(11000円/税込)のみを昼・夜ともに提供。生産者の想いが詰まった四国の食材を集め、和田シェフが目の前で鮮やかに調理してくれます。

4名だけのオープンカウンター。流れるようなシェフの調理に見入ってしまいそう。

まず、目を奪われるのが魅惑的な食と器の饗宴。ガラス皿に盛られた洋梨をそっと持ち上げると、食用花に彩られた「洋梨と讃岐でんぷくの前菜」がお目見え。シャリッとした歯ざわりの洋梨と、ふくよかな弾力を持つでんぷくのコントラストが愉しい。

「洋梨と讃岐でんぷくの前菜」。奥の壁面には、その日使われる料理の素材・調理法をすべて書き出している。「いま、何を食べているのか、お客様に伝わるように」と和田さんは話す。

続いては、まるで宝飾品のような「広島産ムール貝のタルト」。自家製醤油マヨネーズをアクセントに、ミネラル感溢れる濃厚なムール貝の旨みが口いっぱいに押し寄せます。

岩塩の上に飾られた「広島産ムール貝のタルト」。「まず、手で食べられるものを5品ほどお出しします」とのことで、ダイレクトにいただく。

パスタにパン、デザートもすべて自家製。肉料理には讃岐和牛の仔牛肉を使い、水には三豊市の料理に適したおいしい水を用意。

撮影:le_bleu_nob

素材の力強さを活かした軽やかな小皿の数々ですが、実は緻密に計算された旨味が重層的に絡みます。ワインはもちろん、日本酒とのペアリングも好相性。

「小料理Yarn」高松市片原町4-14 片原町テラス 1F

昼12時~15時(土・日・月)、夜18時~23時(定休日なし)。別途サービス料10%。3日前までの予約制。

予約サイト tol-app.jp/s/s-r-yarn

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