【香川県畜産振興】第85回香川県畜産共進会において、授賞式を開催

例年、年末に香川県畜産フェアで行われる香川県畜産共進会の授賞式が、12月3日、坂出食肉地方卸売市場(坂出市昭和町)でコロナ感染対策のため関係者のみで行われた。

第1部の乳牛は、今年は開催を見合わせたが、今年10月に鹿児島県で開催される全国和牛共進会を目前に、肉牛の第2部(肉用種牛)、第3部(肉豚)、第4部(肉牛)は、全国大会を見据え開催。

第2部の肉用種牛は43頭が出品。1区の7ヵ月〜12ヵ月未満(10頭)は、共進会長賞・知事賞に善通寺市の塩田 薫氏。2区の12ヵ月〜17ヵ月未満(5頭)は共進会長賞・知事賞、農林水産大臣賞に高松市の渡邊隆司氏。3区の17ヵ月〜24ヵ月未満(6頭)は共進会長賞・知事賞、農林水産省畜産局長賞に善通寺市の塩田氏。4区の経産牛48ヵ月未満は、共進会長賞・知事賞に綾歌郡の柳 芳孝氏。5区経産牛48ヵ月以上は、共進会長賞・知事賞、中四国農政局長賞に高松市の大久保正和氏が選ばれた。

第3部の肉豚は54頭が出品。共進会長賞・知事賞に綾歌郡の(株)STPF、太田卓人氏。農林水産省畜産局長賞は綾歌郡の(農)大和畜産組合、増田正樹氏。中四国農政局長賞は、さぬき市の(株)七星食品、渡部泰光氏が受賞した。

第4部の肉牛は40頭が出品。1区の和牛(32頭)から共進会長賞・知事賞、農林水産大臣賞に三豊市の安藤勝賛氏。中四国農政局長賞にさぬき市の間島真司氏。2区交雑種(8頭)からは共進会長賞・知事賞を仲多度郡の(有)鎌田牧場が受賞。

審査委員長に(公社)香川県畜産協会の十川政典専務理事、副審査委員長に、香川県農政水産部畜産課の大谷徳寿課長、香川県畜産試験場の泉川康弘試験場長、香川県農業協同組合営農部の中山恭伸部長、審査員は、第2部に(公社)全国和牛登録協会、情報解析課の勝田智博課長、第3部、第4部は(公社)日本食肉格付協会 近畿・中・四国支所香川事業所の木山光儀所長があたった。

木山審査員からは、「全体的に肉の締まりよく、きめ細かく香川県が誇る牛である」と総評が述べられた。10月の全国での大会でも十分戦えると、審査員らは確信したと話している。

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