高松信用金庫(大橋和夫理事長)は、同金庫栗林支店の取引先である住宅メーカーの㈱日進堂(高松市 喜久山知哉社長)が発行する「しんきんSDGs私募債『ちいきのグリーン』」の引き受けをおこなった。また、これに伴い同社より(公財)かがわ水と緑の財団(大山 智理事長)に十五万円の寄附をおこなった。
同私募債は、SDGs達成に向けた取り組みの一環として取扱いを開始。発行企業が私募債を発行する際に、引受人である信用金庫と財務代理人となる信金中央金庫にて、それぞれが受け取る手数料の一部(合計で私募債発行額の0.30%)を割引し、発行企業が、割引を受けた相当額以上を「みどりの募金」や地域の脱炭素に資する取組に活用してもらえる法人・団体等へ寄附する仕組み。
発行額:五千万円。発行機関:5年。資金使途:運転資金。
『ちいきのグリーン』を活用した寄附は、今回が四国初となる。
贈呈式が開かれたホテルマリンパレスさぬき 栗林の間には、喜久山社長、大山理事長、清田直人支店長(信金中央金庫)、大橋理事長等が出席。
開会に先立ち大橋理事長は「信金業界においては、業界独自のグリーン戦略『しんきんグリーンプロジェクト』が2022年に立ち上げられ、脱炭素社会実現に向けて努めてきた。 本私募債を通じて、地域の緑が活性化することによって脱炭素を推進していきながら、『信金業界=グリーン』と言われるような金融プレイヤーとして活動していきたい」と挨拶。
喜久山社長は「県産ヒノキの活性化など、地域の『木』に対する取り組みへの一助になれば幸い」と述べ、山本理事長に目録を手渡した。
今回の寄付金は、里山の整備、学校の緑化、水源地域の森林整備など、幅広い緑化活動に充てられる。