【新造船】次世代燃料への架け橋、大型LPG・アンモニア運搬船「LUCENT PATHFINDER」と命名

1月9日、香川県坂出市の川崎重工業株式会社坂出工場において、最新鋭の大型LPG(液化石油ガス)運搬船の命名式が執り行われた。

本船は、環境負荷の低減と将来のクリーンエネルギー輸送を見据えた「次世代型運搬船」として、世界のエネルギー輸送を担う期待を背負っている。

船名に込められた「脱炭素への道標」

BGN社の小池貴之LPGダイレクターにより命名された「LUCENT PATHFINDER」という名前には、深い意味が込められている。

アンモニア積載も可能な本船は、まさにエネルギー転換期の「先導者」となる存在です。


環境性能と多機能性を両立した「3つの特徴」

本船は、最新のテクノロジーを駆使した高い環境性能を誇る。

  1. LPG二元燃料エンジンの搭載 従来の重油に加え、LPGを燃料として使用可能。重油使用時と比較し、硫黄酸化物(SOx)を95%以上、温室効果ガス(GHG)を20%以上削減する。

  2. 軸発電機の活用で「LPG燃料のみ」の航行へ プロペラ軸の回転を利用して発電することで、発電機用のディーゼル燃料を大幅に削減。ほぼLPG燃料のみでの航行を実現した。

  3. アンモニア輸送にも対応 LPGだけでなく、燃焼時にを排出しない次世代エネルギーとして注目される「アンモニア」も貨物として積載可能。


主要スペック
項目 詳細
全長 229.90 m
型幅 37.20 m
深さ(型) 21.90 m
夏期満載喫水(型) 11.65 m
積載容量 86,938

今後の展望

竣工後、本船は世界有数のLPGトレーダーであるBGN INT DMCC(アラブ首長国連邦)に定期傭船される。世界各地へのLPG輸送に従事しながら、持続可能なエネルギー輸送の実現に向けて航海を続ける。

関係会社概要

  • BGN INT DMCC: UAEに拠点を置くグローバルなエネルギー商社。

  • 川崎重工業株式会社: 本船の建造を担った、世界屈指の造船技術を持つ日本の重工業メーカー。

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