高松市の屋島山上にある、新屋島水族館で、昨年12月22日にフンボルトペンギンの赤ちゃんが1羽産まれ、その後すくすくと順調に成長している。
赤ちゃんは、父親のヤマト6才と母親の忍4才のペアの子ども(性別不明)。産まれた時は、平均的な92グラムの体重で元気に誕生した。子どもの時期の今は、体温を一定に保ちやすいように、ふわふわのグレーの羽毛で覆われている。
実は、フンボルトペンギンは絶滅危惧種。同水族館では、繁殖に力を入れており、毎年冬の時期に赤ちゃんが産まれている。
取材に訪れた1月11日は産まれてちょうど20日目で、976グラムまで体重が増え、順調に生育していた。同水族館によると、赤ちゃんは、お腹がすくとピーピー鳴いて親に知らせたり、親の近くで寝転んでいたりして過ごしているとのこと。
ただ、この冬はすでに県内初め国内で鳥インフルエンザの発生があったことなどから、当面の間は公開せずバックヤードで育てるとの事。
同水族館では、「産まれてから全く問題なくずっと順調に大きくなっています。鳥インフルエンザが落ち着いて、赤ちゃんがもう少ししっかりと大きくなる春くらいには一般公開できるのではないかと思います」と話していた。
愛らしい姿が見られるのが待ち遠しい。