創造的な高松市のまちづくりに、若者のアイデアを反映「U40」第5期スタート

高松市ではこのほど、創造的なまちづくりに向けて若い世代のアイデアを反映しようと、5期目となる「高松市創造都市推進懇談会」(通称:U40)を始動しました。

第5期・U40の委員の皆さん

「U40」は、高松市の20年後、30年後を見据えたまちづくりを目指し、将来世代である40才未満の意見を聴くことを目的に、2012年に設置したものです。

委員の任期である2年間で、まちづくりの方向性を議論していきます。

これまでに「高松市創造都市推進ビジョン」の策定に関わるとともに、パラ陸上事業や工芸ウィーク事業といった創造的なまちづくりに資する事業を提案してきました。

3月15日、第5期の2回目となる懇談会が行われました。

観光や情報発信、移住など各方面で活躍している委員が集い、ワールドカフェ形式で「自分たちが住みたくなるまち」をテーマに探求。市役所からも部局を横断し、若手40才未満の職員8人が参加しています。

高松市の魅力として、コンパクトシティの利便性、先進的な商店街、多様な業種の存在などがある一方で、若者が楽しめる場所が少ない、公共交通のアクセスを良くしてほしいなど、期待される「伸びしろ」についての意見が出されました。

これらを踏まえて「学生が企業とつながる機会を増やしたい」、「高松の広報力を強化したい」、「新しいものも受け入れる寛容なまちづくり」などのアイデアを話し合いました。

また、高松らしさを考える上での話題提供として、副会長で㈱HYAKUSHOの湯川致光社長による、創造都市の先進事例に関するプレゼンが行われました。

北海道夕張市は自然などの地域資源を活かさず、ハコモノをつくる観光を進めたことから財政破綻に陥りましが、隣の美瑛町は地域資源であるラベンダー畑を観光のメインに据えて成功しています。

海外でも、フランスのナントは地域住民のQOL(生活の質)向上から好循環が生まれており、アメリカのポートランドは、「自然を愛する」という市民の気持ちの醸成に基づいた「環境共生」による再生で、注目され続けています。

第5期は今後、コワーキングスペースなどでのワークショップの開催や、オンラインによる分科会も設けていきたいとしています。

また、配信サイト「note」でもU40の活動を紹介しています。

その他の第5期の委員は、ことば経営 中村 かおり代表(副会長)、㈲熊野蒲鉾店 熊野雄太専務、㈱azemichi 二川大地社長、Widasari 大石麻未代表、Eclogion 三木優希代表、香川県フライングディスク協会 棟近壮一郎会長、移住支援団体たかまつ「IJU」 若林友美代表、瀬戸内サニー㈱ 大崎龍史社長、(一社)ぬくぬくママSUN’S 中村香菜子代表理事、畑に行く八百屋sanukis 西森友紀氏、㈱JIX香川県事業部 林憲太郎部長、松井佑有氏、(一社)hito.toco 宮武将大代表理事。

高松市創造都市推進懇談会(通称:U40)

note

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